OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第57回 作業療法士国家試験 午前 第38問

精神障害作業療法第57回午前

第57回 作業療法士国家試験 午前 第38問(精神障害作業療法)の正答は 2 です。手背熱傷の急性期スプリント(抗拘縮肢位)は、熱傷後の手背皮膚の短縮・癒着による拘縮(鷲手変形)を予防する目的で装着する。

問題
手背の熱傷に対する急性期のスプリントの関節角度で正しいのはどれか。
  1. 1. 手関節屈曲30度
  2. 2. MP関節屈曲50度
  3. 3. PIP関節屈曲60度
  4. 4. DIP関節屈曲30度
  5. 5. 母指橈側外転60度

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — MP関節屈曲50度

手背熱傷の急性期スプリント(抗拘縮肢位)は、熱傷後の手背皮膚の短縮・癒着による拘縮(鷲手変形)を予防する目的で装着する。抗拘縮肢位は手関節背屈・MP関節屈曲・PIP/DIP関節伸展・母指外転・対立が基本である。


【各選択肢の解説】

1. 手関節屈曲30度
❌ 誤り。手背熱傷の抗拘縮位では手関節背屈(伸展)20〜30度。屈曲は誤り。
2. MP関節屈曲50度
✅ 正しい。手背熱傷ではMP関節屈曲位(70〜90度)が正しい抗拘縮位。50度は若干低いが選択肢の中では最も正解に近い。(問題の選択肢の設定として50度が正答となっている。)
3. PIP関節屈曲60度
❌ 誤り。手背熱傷ではPIP関節は伸展位(0度)が抗拘縮位。屈曲位は拘縮を助長する。
4. DIP関節屈曲30度
❌ 誤り。DIP関節も伸展位(0度)が適切。
5. 母指橈側外転60度
❌ 誤り。母指は橈側外転かつ対立位が抗拘縮位。60度という角度設定の誤りよりも、方向・肢位の確認が重要。

【試験対策ポイント】

  • 手背熱傷の抗拘縮肢位(intrinsic plus position)
  • 手関節:背屈20〜30度
  • MP関節:屈曲70〜90度
  • PIP・DIP関節:伸展0度
  • 母指:橈側外転・対立
  • 手掌熱傷では逆に手関節屈曲・指伸展が拘縮方向になるため、抗拘縮位が異なる点に注意

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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