OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第57回 作業療法士国家試験 午前 第91問

臨床医学第57回午前

第57回 作業療法士国家試験 午前 第91問(臨床医学)の正答は 3 です。有髄神経は髄鞘のあるおかげで跳躍伝導により速く伝わる。

問題
筋電図検査について正しいのはどれか。
  1. 1. 針筋電図の神経原性変化では低振幅・短持続電位波形が出現する。
  2. 2. 軸索変性がある場合、活動電位の振幅は低下しない。
  3. 3. 脱髄病変では神経伝導速度が低下する。 ✓
  4. 4. 感覚神経の伝導速度は測定できない。
  5. 5. 筋疾患では神経伝導速度が低下する。

正答:3番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 68.4%参考値

19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 脱髄病変では神経伝導速度が低下する。

有髄神経は髄鞘のあるおかげで跳躍伝導により速く伝わる。脱髄で髄鞘が壊れると跳躍伝導ができず、伝導速度が低下する。軸索障害(振幅低下)・脱髄(速度低下)・筋疾患(伝導は正常)の違いを見分けさせている。


【各選択肢の解説】

1. 針筋電図の神経原性変化では低振幅・短持続電位波形が出現する。
❌ 誤り。正しくは神経原性変化では高振幅・長持続の運動単位電位が出る(残った神経が筋線維を再支配して運動単位が大きくなるため)。低振幅・短持続の電位は筋原性変化の所見である。
2. 軸索変性がある場合、活動電位の振幅は低下しない。
❌ 誤り。正しくは軸索変性では伝導できる軸索の数が減るため活動電位の振幅が低下する。伝導速度は比較的保たれる。
3. 脱髄病変では神経伝導速度が低下する。
✅ 正しい。髄鞘の障害で跳躍伝導が障害されるため伝導速度が低下する。Guillain-Barré症候群の脱髄型などでみられる。
4. 感覚神経の伝導速度は測定できない。
❌ 誤り。正しくは感覚神経を刺激して感覚神経活動電位(SNAP)を記録し、感覚神経伝導速度を測定できる。
5. 筋疾患では神経伝導速度が低下する。
❌ 誤り。筋疾患は神経でなく筋の障害なので、正しくは神経伝導速度は正常である。

【試験対策ポイント】

障害神経伝導速度活動電位の振幅針筋電図の運動単位電位
脱髄低下保たれやすい−
軸索変性保たれやすい低下高振幅・長持続(神経原性)
筋疾患正常−低振幅・短持続・多相(筋原性)
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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