第57回 作業療法士国家試験 午前 第95問
臨床医学第57回午前
第57回 作業療法士国家試験 午前 第95問(臨床医学)の正答は 1 です。がんの発生要因には内因(遺伝的素因)と外因(環境因子)があり、環境因子(喫煙・食事・ウイルス感染・放射線・化学物質等)が全体の約80〜90%を占めるとされている。
問題
がんについて正しいのはどれか。
- 1. 環境は発生要因である。 ✓
- 2. 緩和ケアは術後に開始する。
- 3. 年齢調整死亡率は上昇している。
- 4. 一つのがん抑制遺伝子により発症する。
- 5. 我が国のがん死亡数は胃癌が最も多い。
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — 環境は発生要因である。
がんの発生要因には内因(遺伝的素因)と外因(環境因子)があり、環境因子(喫煙・食事・ウイルス感染・放射線・化学物質等)が全体の約80〜90%を占めるとされている。
【各選択肢の解説】
1. 環境は発生要因である。
✅ 正しい。喫煙・飲酒・食習慣・感染(H.pylori・HBV・HPV等)・放射線・化学物質などの環境因子はがん発生の主要原因。
✅ 正しい。喫煙・飲酒・食習慣・感染(H.pylori・HBV・HPV等)・放射線・化学物質などの環境因子はがん発生の主要原因。
2. 緩和ケアは術後に開始する。
❌ 誤り。現代の緩和ケアは診断時から(病期を問わず)開始することが推奨される(WHO緩和ケアの定義改定)。
❌ 誤り。現代の緩和ケアは診断時から(病期を問わず)開始することが推奨される(WHO緩和ケアの定義改定)。
3. 年齢調整死亡率は上昇している。
❌ 誤り。がんの年齢調整死亡率は近年低下傾向。高齢化により粗死亡率は上昇しているが、年齢調整後は低下。
❌ 誤り。がんの年齢調整死亡率は近年低下傾向。高齢化により粗死亡率は上昇しているが、年齢調整後は低下。
4. 一つのがん抑制遺伝子により発症する。
❌ 誤り。がんは多段階発がん(多遺伝子の変異の蓄積)により発症する。単一遺伝子変異で発症するわけではない。
❌ 誤り。がんは多段階発がん(多遺伝子の変異の蓄積)により発症する。単一遺伝子変異で発症するわけではない。
5. 我が国のがん死亡数は胃癌が最も多い。
❌ 誤り。日本のがん死亡数第1位は肺癌(男性1位・女性2位)。胃癌は減少傾向。
❌ 誤り。日本のがん死亡数第1位は肺癌(男性1位・女性2位)。胃癌は減少傾向。
【試験対策ポイント】
- 日本のがん死亡1位(全体):肺癌(男性:肺癌、女性:大腸癌が1位)
- 緩和ケア:診断時から開始(従来の「末期ケア」の概念から転換)
- がん発生 = 多段階・複数遺伝子変異(がん遺伝子の活性化+がん抑制遺伝子の不活性化)
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