OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第57回 作業療法士国家試験 午後 第5問

臨床医学第57回午後

第57回 作業療法士国家試験 午後 第5問(臨床医学)の正答は 3 です。胸部エックス線では肺野の透過性亢進、横隔膜の平低化、滴状心、肋間腔の開大がみられ、肺の過膨張所見を示します。

問題
胸部単純エックス線写真(別冊No. 2)を別に示す。所見として正しいのはどれか。
第57回午後第5問 図
  1. 1. 心拡大
  2. 2. 胸水貯留
  3. 3. 肺の過膨張
  4. 4. すりガラス陰影
  5. 5. 肋間腔の狭小化

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 肺の過膨張

胸部エックス線では肺野の透過性亢進、横隔膜の平低化、滴状心、肋間腔の開大がみられ、肺の過膨張所見を示します。慢性閉塞性肺疾患(COPD/肺気腫)に典型的な像です。



【各選択肢の解説】
1. 心拡大
❌ 誤り。過膨張では心陰影はむしろ細長い滴状心となり、心拡大の所見とは異なります。

2. 胸水貯留
❌ 誤り。胸水なら肋骨横隔膜角の鈍化やメニスカス像がみられますが、本写真の主所見ではありません。

3. 肺の過膨張
✅ 正しい。透過性亢進・横隔膜平低化・肋間腔開大という過膨張所見が認められます。

4. すりガラス陰影
❌ 誤り。間質性肺炎などでみる淡い濃度上昇で、本写真の透過性亢進像とは逆向きです。

5. 肋間腔の狭小化
❌ 誤り。過膨張では肋間腔はむしろ開大します。狭小化は所見と矛盾します。


【試験対策ポイント】
肺過膨張(COPD)の3徴:①肺野透過性亢進 ②横隔膜の平低化 ③滴状心+肋間腔の開大「肋間腔は狭小ではなく開大」という否定形が引っかけ。胸水(角の鈍化)・すりガラス(濃度上昇)と方向が逆である点で区別します。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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