第57回 作業療法士国家試験 午後 第32問
身体障害作業療法第57回午後
切断部位と義手の組合せで正しいのはどれか。
1. 上腕骨頸部切断 ─── 上腕義手
2. 上腕骨70%残存での切断 ─── 肘義手
3. 橈尺骨35%残存での切断 ─── 前腕義手
4. 手関節離断 ─── 手部義手
5. 手根骨レベルの離断 ─── 指義手
- 1. 上腕骨頸部切断 ─── 上腕義手
- 2. 上腕骨70%残存での切断 ─── 肘義手
- 3. 橈尺骨35%残存での切断 ─── 前腕義手 ✓
- 4. 手関節離断 ─── 手部義手
- 5. 手根骨レベルの離断 ─── 指義手
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — 橈尺骨35%残存での切断 ─── 前腕義手
橈尺骨の残存長が35%程度であれば、前腕義手の装着が可能です。残存長が十分にあれば、肘関節の可動性を活かした前腕義手が適応となります。
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【各選択肢の解説】
1. 上腕骨頸部切断 ─── 上腕義手
❌ 誤り。上腕骨頸部切断は肩関節近位での切断であり、肘関節を喪失しているため上腕義手ではなく肩義手が適応です。
2. 上腕骨70%残存での切断 ─── 肘義手
❌ 誤り。上腕骨70%残存では残存長が長すぎるため肘義手の適応ではなく、前腕義手の適応となります。肘義手は上腕骨の残存が50%以下の場合が目安です。
3. 橈尺骨35%残存での切断 ─── 前腕義手
✅ 正しい。橈尺骨が35%程度残存していれば、前腕義手を装着可能です。この残存長は手関節機能を維持し、義手操作に必要な支持力を確保できます。
4. 手関節離断 ─── 手部義手
❌ 誤り。手関節離断は前腕長が十分に残存しているため、前腕義手が適応となります。手部義手は手指レベルの欠損に対応します。
5. 手根骨レベルの離断 ─── 指義手
❌ 誤り。手根骨レベルの離断は複数指の欠損であり、指義手ではなく手部義手が適応です。指義手は単一指の欠損に対応します。
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【試験対策ポイント】
• 上腕骨残存率:50%以下→肘義手、50~100%→前腕義手
• 橈尺骨残存率:35~50%以上→前腕義手の適応基準
• 切断部位による義手種別:肩関節~上腕>肘義手>前腕>手部>指義手の順