第57回 作業療法士国家試験 午後 第34問
臨床医学第57回午後
多発性硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 男性に多い。
2. 脱髄病変がみられる。
3. 発症は70代以上に多い。
4. 神経症状の進行は稀である。
5. 視力低下が出現する頻度が高い。
- 1. 男性に多い。
- 2. 脱髄病変がみられる。 ✓
- 3. 発症は70代以上に多い。
- 4. 神経症状の進行は稀である。
- 5. 視力低下が出現する頻度が高い。 ✓
正答:2・5番
解説
■ 正答:2番、5番 — 脱髄病変がみられる/視力低下が出現する頻度が高い
多発性硬化症(MS)は中枢神経系の脱髄疾患で、女性に多く(女性:男性=2:1)、20~40代で発症し、視神経炎による視力低下が初発症状として頻繁にみられます。
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■ 各選択肢の解説
1. 男性に多い。
❌ 誤り。多発性硬化症は女性に多く発症し、女性:男性比は約2:1です。
2. 脱髄病変がみられる。
✅ 正しい。多発性硬化症の病理学的特徴は中枢神経系(脳・脊髄)の脱髄病変です。MRIで多発性の白質病変として検出されます。
3. 発症は70代以上に多い。
❌ 誤り。多発性硬化症の発症ピークは20~40代(平均発症年齢30代)で、高齢者での発症は稀です。
4. 神経症状の進行は稀である。
❌ 誤り。多発性硬化症は再発寛解型でも段階的な進行がみられ、進行性の経過をたどることが多いです。症状の進行は一般的な特徴です。
5. 視力低下が出現する頻度が高い。
✅ 正しい。視神経炎による視力低下は多発性硬化症の初発症状として最も頻繁(約25~50%)にみられます。
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■ 試験対策ポイント
- 女性優位(女性:男性=2:1)、発症年齢20~40代
- 脱髄病変が中枢神経系に多発するのが診断的特徴
- 視神経炎(視力低下)が初発症状として最頻出