第57回 作業療法士国家試験 午後 第35問
身体障害作業療法第57回午後
第57回 作業療法士国家試験 午後 第35問(身体障害作業療法)の正答は 3 です。C4まで機能が残る頸髄損傷では、上肢はほとんど動かないが、頭頸部の動きと横隔膜による呼吸が残り、発声・会話ができる。
問題
頸髄損傷完全麻痺(第4頸髄節まで機能残存)に使用しないのはどれか。
- 1. 万能カフ
- 2. 電動車椅子
- 3. 透明文字盤 ✓
- 4. 環境制御装置
- 5. 食事支援ロボット
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 30.4%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 透明文字盤
C4まで機能が残る頸髄損傷では、上肢はほとんど動かないが、頭頸部の動きと横隔膜による呼吸が残り、発声・会話ができる。透明文字盤は話せない人が視線で文字を指す道具なので、この人には必要ない。
【各選択肢の解説】
1. 万能カフ
❌ 誤り。万能カフは握れない手にスプーンなどを固定する自助具である。C4では上肢の筋がほとんど働かないため単独では使いにくいが、BFO(ポータブルスプリングバランサーなど)で上肢を支える食事動作の練習で組み合わせることがある。正しくは、万能カフは使用しうる。
❌ 誤り。万能カフは握れない手にスプーンなどを固定する自助具である。C4では上肢の筋がほとんど働かないため単独では使いにくいが、BFO(ポータブルスプリングバランサーなど)で上肢を支える食事動作の練習で組み合わせることがある。正しくは、万能カフは使用しうる。
2. 電動車椅子
❌ 誤り。手で操作できなくても、顎・頭部・呼気で操作するスイッチを使えば自分で移動できる。正しくは、電動車椅子は使用する。
❌ 誤り。手で操作できなくても、顎・頭部・呼気で操作するスイッチを使えば自分で移動できる。正しくは、電動車椅子は使用する。
3. 透明文字盤
✅ 正しい(使用しない=正答)。透明文字盤はALSや閉じ込め症候群など、話すことも書くこともできない人が視線で文字を示して意思を伝える道具である。C4では横隔膜が働き発声できるので、意思は会話で伝えられる。
✅ 正しい(使用しない=正答)。透明文字盤はALSや閉じ込め症候群など、話すことも書くこともできない人が視線で文字を示して意思を伝える道具である。C4では横隔膜が働き発声できるので、意思は会話で伝えられる。
4. 環境制御装置
❌ 誤り。呼気スイッチや頭部・顎のスイッチ、音声で、照明・テレビ・電話・ナースコールなどを本人が操作できるようになる。正しくは、環境制御装置は使用する。
❌ 誤り。呼気スイッチや頭部・顎のスイッチ、音声で、照明・テレビ・電話・ナースコールなどを本人が操作できるようになる。正しくは、環境制御装置は使用する。
5. 食事支援ロボット
❌ 誤り。顎などで操作するスイッチやジョイスティックでスプーンを動かし、上肢を使わずに自分で食べることができる。正しくは、食事支援ロボットは使用する。
❌ 誤り。顎などで操作するスイッチやジョイスティックでスプーンを動かし、上肢を使わずに自分で食べることができる。正しくは、食事支援ロボットは使用する。
【試験対策ポイント】
- C4残存:頭頸部の運動・肩甲骨挙上・横隔膜(自発呼吸と発声が可能)、上肢はほぼ全廃
- 使う機器:顎・頭部・呼気で操作する電動車椅子、環境制御装置、食事支援ロボット、マウススティック
- 透明文字盤の対象=話せず書けない人(ALS・閉じ込め症候群など)
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