第57回 作業療法士国家試験 午後 第35問
身体障害作業療法第57回午後
第57回 作業療法士国家試験 午後 第35問(身体障害作業療法)の正答は 3 です。第4頸髄節まで機能残存(C4完全麻痺)では、頭頸部・横隔膜の機能は残存しますが、上肢・手指の運動は全廃です。
問題
頸髄損傷完全麻痺(第4頸髄節まで機能残存)に使用しないのはどれか。
- 1. 万能カフ
- 2. 電動車椅子
- 3. 透明文字盤 ✓
- 4. 環境制御装置
- 5. 食事支援ロボット
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — 透明文字盤
第4頸髄節まで機能残存(C4完全麻痺)では、頭頸部・横隔膜の機能は残存しますが、上肢・手指の運動は全廃です。コミュニケーションには透明文字盤(相手と向き合って文字を指差す板)は使用できません(指を動かせないため)。
【各選択肢の解説】
1. 万能カフ(ユニバーサルカフ)
❌(使用する)。前腕に装着して自助具(スプーンなど)を保持する器具で、C4レベルでは直接的な使用は困難ですが、適切な支持があれば使用可能です。ただし本問ではC4残存として一般的に「使用する」機器とされています。
❌(使用する)。前腕に装着して自助具(スプーンなど)を保持する器具で、C4レベルでは直接的な使用は困難ですが、適切な支持があれば使用可能です。ただし本問ではC4残存として一般的に「使用する」機器とされています。
2. 電動車椅子
❌(使用する)。C4残存では頭部・顎・呼気等で操作できる電動車椅子(ヘッドコントロール型)が適応となります。
❌(使用する)。C4残存では頭部・顎・呼気等で操作できる電動車椅子(ヘッドコントロール型)が適応となります。
3. 透明文字盤
✅ 使用しない。透明文字盤は指や視線で文字を示す必要がありますが、C4完全麻痺では上肢・手指の機能がなく使用できません。視線入力式の機器(視線コミュニケーター)の方が適切です。
✅ 使用しない。透明文字盤は指や視線で文字を示す必要がありますが、C4完全麻痺では上肢・手指の機能がなく使用できません。視線入力式の機器(視線コミュニケーター)の方が適切です。
4. 環境制御装置(ECA)
❌(使用する)。C4残存では呼気・頭部スイッチ等で操作できる環境制御装置が適応となります。
❌(使用する)。C4残存では呼気・頭部スイッチ等で操作できる環境制御装置が適応となります。
5. 食事支援ロボット
❌(使用する)。食事支援ロボット(マイスプーンなど)はスイッチ操作が可能なC4残存でも活用できます。
❌(使用する)。食事支援ロボット(マイスプーンなど)はスイッチ操作が可能なC4残存でも活用できます。
【試験対策ポイント】
- C4完全麻痺の残存機能:頭頸部・横隔膜(補助呼吸器必要な場合あり)・僧帽筋
- C4残存で使用する:電動車椅子(ヘッドコントロール)、ECA、呼気スイッチ式機器、口棒
- C4残存で使用しない:手を使う道具全般(透明文字盤含む)
- 透明文字盤の適応:手指の随意運動が残存しているレベル(C5以下が目安)
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