第57回 作業療法士国家試験 午後 第38問
作業療法評価学第57回午後
第57回 作業療法士国家試験 午後 第38問(作業療法評価学)の正答は 5 です。MTDLP(生活行為向上マネジメント)は日本作業療法士協会が作った手法で、本人が「したい・する必要がある」生活行為を聞き取り、ICFの視点で分析して計画を立てる。
問題
MTDLPで正しいのはどれか。
- 1. 合意目標の遂行度を聞き取る。
- 2. 家族が困っている問題は聞き取らない。
- 3. アセスメントではICIDHの視点を用いる。
- 4. アセスメントシートには個人因子の分析が含まれる。
- 5. 生活課題分析シートで対象者の活動を幅広く捉える。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 47.1%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 生活課題分析シートで対象者の活動を幅広く捉える。
MTDLP(生活行為向上マネジメント)は日本作業療法士協会が作った手法で、本人が「したい・する必要がある」生活行為を聞き取り、ICFの視点で分析して計画を立てる。どのシートで何をするかを見分ける問題である。
【各選択肢の解説】
1. 合意目標の遂行度を聞き取る。
❌ 誤り。「遂行度」はCOPMで用いる語である。正しくは、MTDLPでは目標とする生活行為について、本人に実行度と満足度を10段階で自己評価してもらう。
❌ 誤り。「遂行度」はCOPMで用いる語である。正しくは、MTDLPでは目標とする生活行為について、本人に実行度と満足度を10段階で自己評価してもらう。
2. 家族が困っている問題は聞き取らない。
❌ 誤り。生活行為は家族の生活とも結びついている。正しくは、本人だけでなく家族の困りごとや希望も聞き取り、目標の設定に生かす。
❌ 誤り。生活行為は家族の生活とも結びついている。正しくは、本人だけでなく家族の困りごとや希望も聞き取り、目標の設定に生かす。
3. アセスメントではICIDHの視点を用いる。
❌ 誤り。ICIDHは障害を機能障害→能力障害→社会的不利の一方向で捉える旧分類である。正しくは、MTDLPのアセスメントはICFの視点(心身機能・活動と参加・環境因子)で行う。
❌ 誤り。ICIDHは障害を機能障害→能力障害→社会的不利の一方向で捉える旧分類である。正しくは、MTDLPのアセスメントはICFの視点(心身機能・活動と参加・環境因子)で行う。
4. アセスメントシートには個人因子の分析が含まれる。
❌ 誤り。正しくは、MTDLPのアセスメントは生活行為を妨げる要因と現状の能力(強み)を、心身機能・構造、活動と参加、環境因子の視点で整理する形である。
❌ 誤り。正しくは、MTDLPのアセスメントは生活行為を妨げる要因と現状の能力(強み)を、心身機能・構造、活動と参加、環境因子の視点で整理する形である。
5. 生活課題分析シートで対象者の活動を幅広く捉える。
✅ 正しい(=正答)。対象者の生活上の活動を幅広く捉え、課題を整理するために用いる。
✅ 正しい(=正答)。対象者の生活上の活動を幅広く捉え、課題を整理するために用いる。
【試験対策ポイント】
- MTDLP=日本作業療法士協会が開発した生活行為向上マネジメント
- 聞き取り:本人の目標とする生活行為+実行度・満足度(10段階の自己評価)、家族の思いも聞く
- アセスメントはICFの視点(ICIDHではない)
- 「遂行度・満足度」はCOPMの語
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