OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第57回 作業療法士国家試験 午後 第40問

臨床心理学第57回午後

第57回 作業療法士国家試験 午後 第40問(臨床心理学)の正答は 1 です。せん妄は、身体疾患・薬・手術などをきっかけに、数時間〜数日の短い期間で急に起こる意識と注意の障害で、1日の中で症状が変動する。

問題
せん妄について正しいのはどれか。
  1. 1. 急性に発症する。 ✓
  2. 2. 日内変動を伴わない。
  3. 3. 若年者が発症しやすい。
  4. 4. 重度の意識混濁を伴う。
  5. 5. 環境因子の影響を受けない。

正答:1番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 60%参考値

15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 急性に発症する。

せん妄は、身体疾患・薬・手術などをきっかけに、数時間〜数日の短い期間で急に起こる意識と注意の障害で、1日の中で症状が変動する。急に始まり変動する点が、ゆっくり進む認知症との見分けになる。


【各選択肢の解説】

1. 急性に発症する。
✅ 正しい(=正答)。身体の病気や薬の影響で脳の働きが急に乱れて起こるため、短時間〜数日で発症する(DSM-5の診断基準にも「短期間のうちに出現」とある)。
2. 日内変動を伴わない。
❌ 誤り。正しくは、症状は1日の中で変動し、夕方から夜間に悪化しやすい。
3. 若年者が発症しやすい。
❌ 誤り。正しくは、高齢者、認知症のある人、手術後、重い身体疾患のある人に起こりやすい。
4. 重度の意識混濁を伴う。
❌ 誤り。昏睡のような重い意識障害ではない。正しくは、軽度の意識混濁に注意障害・錯覚・幻覚・興奮などが加わった意識の変容である。
5. 環境因子の影響を受けない。
❌ 誤り。正しくは、入院・ICU・騒音・暗さ・眠れない状態などの環境の影響を強く受け、昼夜のリズムを整える、時計やカレンダーを置くなどの環境調整が予防と対応に役立つ。

【試験対策ポイント】

せん妄認知症
発症急性(時間〜日)緩徐
経過日内変動・夜間に悪化比較的一定
意識軽度の混濁・注意障害清明(進行期まで)
回復原因を除けば改善しうる多くは進行
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