OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第57回 作業療法士国家試験 午後 第47問

精神障害作業療法第57回午後

第57回 作業療法士国家試験 午後 第47問(精神障害作業療法)の正答は 4 です。家族心理教育の目的は、疾患の正しい理解を深めること、高EE(感情表出)を低下させること、そして家族の対処能力(コーピングスキル)を向上させることです。

問題
家族心理教育について正しいのはどれか。
  1. 1. 単発での実施が一般的である。
  2. 2. 家族を精神疾患の原因と捉える。
  3. 3. 治療者から家族への指示が重視される。
  4. 4. 家族の対処能力が向上することを目指す。
  5. 5. 当事者と同居する家族のみが対象である。

正答:4番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:4番 — 家族の対処能力が向上することを目指す。

家族心理教育の目的は、疾患の正しい理解を深めること、高EE(感情表出)を低下させること、そして家族の対処能力(コーピングスキル)を向上させることです。


【各選択肢の解説】

1. 単発での実施が一般的である。
❌ 誤り。家族心理教育は継続的・複数回にわたって実施することが標準的です(単発ではない)。
2. 家族を精神疾患の原因と捉える。
❌ 誤り。家族心理教育は家族を「原因」とは捉えず、協力者・支援者として位置づけます。家族は患者を支える重要なリソースです。
3. 治療者から家族への指示が重視される。
❌ 誤り。一方的な指示ではなく、双方向的な情報共有・対話が重視されます。
4. 家族の対処能力が向上することを目指す。
✅ 正しい。家族心理教育の目標は、疾患理解の促進・感情表出(EE)の低下・家族の対処能力向上です。
5. 当事者と同居する家族のみが対象である。
❌ 誤り。同居家族に限らず、別居家族や親族も対象となります。

【試験対策ポイント】

  • 家族心理教育の構成要素:①疾患・薬物療法の情報提供、②コミュニケーション技術の習得、③問題解決技術の習得
  • 高EE(High Expressed Emotion):批判・敵意・感情的巻き込まれが高い家族→統合失調症の再発率が高い
  • 家族心理教育により高EEが低下し、再発率が低下することが示されている

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク
\ この1問で終わりにしない /
作業療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第57回 全問一覧

▶ 精神障害作業療法 の過去問一覧

スポンサーリンク