OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第57回 作業療法士国家試験 午後 第48問

保健医療福祉第57回午後

第57回 作業療法士国家試験 午後 第48問(保健医療福祉)の正答は 3 です。心神喪失者等医療観察法(医療観察法)の目的は、対象者の病状の改善と社会復帰の促進を図ることです(第1条)。

問題
心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律〈心神喪失者等医療観察法〉について正しいのはどれか。
  1. 1. 裁判官が処遇を申し立てる。
  2. 2. 対象行為に窃盗が含まれる。
  3. 3. 対象者の社会復帰の促進が目的である。
  4. 4. 入退院の処遇は簡易裁判所で判断される。
  5. 5. 社会復帰調整官は指定入院医療機関の退院決定時から対象者と関わる。

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 対象者の社会復帰の促進が目的である。

心神喪失者等医療観察法(医療観察法)の目的は、対象者の病状の改善と社会復帰の促進を図ることです(第1条)。


【各選択肢の解説】

1. 裁判官が処遇を申し立てる。
❌ 誤り。医療観察法の処遇申し立ては検察官が行います(裁判官ではない)。
2. 対象行為に窃盗が含まれる。
❌ 誤り。対象行為は放火・強盗・強制性交・殺人・傷害・強制わいせつの6類型です。窃盗は含まれません。
3. 対象者の社会復帰の促進が目的である。
✅ 正しい。医療観察法第1条に「継続的かつ適切な医療並びにその確保のために必要な観察及び指導を行うことによって、その病状の改善及びこれに伴う同様の行為の再発の防止を図り、もってその社会復帰を促進する」と規定されています。
4. 入退院の処遇は簡易裁判所で判断される。
❌ 誤り。処遇の決定は地方裁判所(裁判官+精神保健審判員の合議体)が行います。
5. 社会復帰調整官は指定入院医療機関の退院決定時から対象者と関わる。
❌ 誤り。社会復帰調整官は入院決定時(審判段階)から対象者と関わり、退院後の生活環境調整も担います。

【試験対策ポイント】

  • 医療観察法の対象行為:放火・強盗・強制性交・殺人・傷害・強制わいせつ(窃盗は含まない)
  • 申し立て:検察官
  • 審判:地方裁判所(裁判官+精神保健審判員)
  • 社会復帰調整官:保護観察所所属、入院決定時から関与

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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