第57回 作業療法士国家試験 午後 第65問
生理学第57回午後
唾液分泌について正しいのはどれか。
1. 1日の分泌量は約100 mLである。
2. 分泌速度が増すとpHは低下する。
3. 加齢により分泌量は増加する。
4. 唾液分泌中枢は中脳にある。
5. 糖質を分解する。
- 1. 1日の分泌量は約100 mLである。
- 2. 分泌速度が増すとpHは低下する。
- 3. 加齢により分泌量は増加する。
- 4. 唾液分泌中枢は中脳にある。
- 5. 糖質を分解する。 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 糖質を分解する。
唾液に含まれるアミラーゼは糖質(デンプン)を分解する消化酵素です。唾液の主な機能は食物の湿潤、糊化、酵素による初期消化であり、特に糖質分解は唾液の重要な役割です。
---
【各選択肢の解説】
1. 1日の分泌量は約100 mLである。
❌ 誤り。唾液の1日分泌量は約1~1.5Lです。100 mLは過小評価です。
2. 分泌速度が増すとpHは低下する。
❌ 誤り。分泌速度が増すとpHは上昇(アルカリ性に傾く)します。刺激による分泌時はpHが高くなります。
3. 加齢により分泌量は増加する。
❌ 誤り。加齢により唾液分泌量は低下します。高齢者はドライマウスのリスクが高まります。
4. 唾液分泌中枢は中脳にある。
❌ 誤り。唾液分泌中枢は延髄(下丘)にあります。中脳は対光反射などの中枢です。
5. 糖質を分解する。
✅ 正しい。唾液に含まれるアミラーゼがデンプンなどの糖質をマルトースに分解します。
---
【試験対策ポイント】
・唾液1日分泌量:1~1.5L(重要数値)
・唾液分泌中枢:延髄(下丘)
・唾液pH:安静時pH6.2~7.0、刺激時pH7.8以上に上昇