OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第57回 作業療法士国家試験 午後 第70問

運動学第57回午後

第57回 作業療法士国家試験 午後 第70問(運動学)の正答は 3・4 です。表情筋と咀嚼筋の作用を区別させる問題である。

問題
筋と作用の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 頬筋 ── 頬をふくらませる。
  2. 2. 咬筋 ── 下顎を引き下げる。
  3. 3. 前頭筋 ── 眉を持ち上げる。 ✓
  4. 4. 側頭筋 ── 下顎を持ち上げる。 ✓
  5. 5. 内側翼突筋 ── 唇をすぼめる。

正答:3・4番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 27.9%難問

43人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3・4番 — 前頭筋 ── 眉を持ち上げる。・側頭筋 ── 下顎を持ち上げる。

表情筋と咀嚼筋の作用を区別させる問題である。咀嚼筋(咬筋・側頭筋・内側翼突筋)は下顎を挙上して口を閉じる筋で、唇や頬の形を変えるのは表情筋である。


【各選択肢の解説】

1. 頬筋 ── 頬をふくらませる。
❌ 誤り。頬筋は頬をふくらませる筋ではない。正しくは、頬を歯列に押しつけ、口腔内圧を高めて吹く・吸う動作や、食塊を歯列の上に戻す動きに働く。
2. 咬筋 ── 下顎を引き下げる。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、咬筋は下顎を挙上(閉口)させる。
3. 前頭筋 ── 眉を持ち上げる。
✅ 正しい(=正答)。帽状腱膜から眉の皮膚につき、収縮すると眉を引き上げて額に横じわをつくる。
4. 側頭筋 ── 下顎を持ち上げる。
✅ 正しい(=正答)。側頭窩から下顎の筋突起につき、収縮で下顎を挙上(閉口)する。後部線維は下顎を後方に引く。
5. 内側翼突筋 ── 唇をすぼめる。
❌ 誤り。唇の筋ではない。正しくは、内側翼突筋は咀嚼筋で下顎を挙上させ、唇をすぼめるのは口輪筋である。

【試験対策ポイント】

筋分類主な作用神経
咬筋・側頭筋・内側翼突筋咀嚼筋下顎挙上(閉口)三叉神経
外側翼突筋咀嚼筋下顎の前方移動(開口を助ける)三叉神経
前頭筋・口輪筋・頬筋表情筋眉挙上・口唇の閉鎖とすぼめ・頬を歯列に押しつける顔面神経
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