第57回 作業療法士国家試験 午後 第77問
臨床医学第57回午後
第57回 作業療法士国家試験 午後 第77問(臨床医学)の正答は 1 です。肺活量は最大吸気から最大呼気までの量なので、胸郭を動かす呼吸筋力に左右される。
問題
呼吸機能検査について正しいのはどれか。
- 1. 呼吸筋力の低下で肺活量は低下する。 ✓
- 2. 気道抵抗が増加すると1秒率は上昇する。
- 3. 肺拡散能の低下では最大呼気流量は低下する。
- 4. 肺コンプライアンスが低下すると機能的残気量は増加する。
- 5. 換気血流比不均等では肺胞気-動脈血酸素分圧較差が低下する。
正答:1番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 35%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 呼吸筋力の低下で肺活量は低下する。
肺活量は最大吸気から最大呼気までの量なので、胸郭を動かす呼吸筋力に左右される。各指標が拘束性・閉塞性・ガス交換障害のどれで変わるかを見分ける問題である。
【各選択肢の解説】
1. 呼吸筋力の低下で肺活量は低下する。
✅ 正しい(=正答)。神経筋疾患などで呼吸筋力が落ちると十分に吸い込み吐き切れなくなり、拘束性換気障害の形で肺活量が下がる。
✅ 正しい(=正答)。神経筋疾患などで呼吸筋力が落ちると十分に吸い込み吐き切れなくなり、拘束性換気障害の形で肺活量が下がる。
2. 気道抵抗が増加すると1秒率は上昇する。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、気道抵抗が増加すると速く吐き出せなくなり、1秒率は低下する(閉塞性換気障害、70%未満)。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、気道抵抗が増加すると速く吐き出せなくなり、1秒率は低下する(閉塞性換気障害、70%未満)。
3. 肺拡散能の低下では最大呼気流量は低下する。
❌ 誤り。拡散能は流量の指標ではない。正しくは、最大呼気流量を下げるのは気道の閉塞や呼気筋力の低下で、拡散能の低下は酸素の取り込み低下(PaO₂の低下)として現れる。
❌ 誤り。拡散能は流量の指標ではない。正しくは、最大呼気流量を下げるのは気道の閉塞や呼気筋力の低下で、拡散能の低下は酸素の取り込み低下(PaO₂の低下)として現れる。
4. 肺コンプライアンスが低下すると機能的残気量は増加する。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、肺コンプライアンスが低下する(肺が硬くなる:肺線維症など)と肺が縮もうとする力が強まり、機能的残気量は減少する。増加するのはコンプライアンスが上がる肺気腫である。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、肺コンプライアンスが低下する(肺が硬くなる:肺線維症など)と肺が縮もうとする力が強まり、機能的残気量は減少する。増加するのはコンプライアンスが上がる肺気腫である。
5. 換気血流比不均等では肺胞気-動脈血酸素分圧較差が低下する。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、換気血流比不均等では酸素化が不十分な血液が混ざるため、A-aDO₂は開大(増加)する。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、換気血流比不均等では酸素化が不十分な血液が混ざるため、A-aDO₂は開大(増加)する。
【試験対策ポイント】
| 指標 | 変化する主な状態 |
|---|---|
| %肺活量 80%未満 | 拘束性(肺線維症・呼吸筋力低下・胸郭変形) |
| 1秒率 70%未満 | 閉塞性(COPD・気管支喘息) |
| 機能的残気量 増加 | 肺気腫 |
| A-aDO₂ 開大 | 換気血流比不均等・拡散障害・シャント |
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