第57回 作業療法士国家試験 午後 第79問
臨床心理学第57回午後
欲求を満たせないときに、正反対の欲求を発展させ心的平衡を保とうとする防衛機制はどれか。
1. 置き換え
2. 合理化
3. 反動形成
4. 否認
5. 抑圧
- 1. 置き換え
- 2. 合理化
- 3. 反動形成 ✓
- 4. 否認
- 5. 抑圧
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — 反動形成
反動形成は、本来の無意識的な欲求や感情が受け入れられないとき、それと正反対の意識的な態度や行動を発展させることで心的平衡を保つ防衛機制です。例えば、無意識の攻撃欲求を抑圧し、意識的には過度な親切さを示すといった現象がこれに該当します。
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【各選択肢の解説】
1. 置き換え
❌ 誤り。ある対象に向けられた感情を別の対象に向け直す防衛機制です。例えば、上司への怒りを部下に向けるケースが該当します。
2. 合理化
❌ 誤り。不快な現実や失敗を、もっともらしい理由をつけて正当化する防衛機制です。本当の理由を隠蔽する特徴があります。
3. 反動形成
✅ 正しい。無意識の欲求と正反対の意識的な態度・行動を発展させることで、心的葛藤を解決しようとする防衛機制です。
4. 否認
❌ 誤り。不快な現実そのものを意識から排除する防衛機制です。「そんなことはない」と事実を認めない状態です。
5. 抑圧
❌ 誤り。無意識的な欲動や不安を無意識領域に押し込める防衛機制です。反動形成とは異なり、正反対の態度は示しません。
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【試験対策ポイント】
• 反動形成=本来の欲求と「正反対」の態度・行動を発展させる
• 置き換え・転移との区別:置き換えは対象変更、反動形成は態度の反転
• フロイトの防衛機制5つは過去問頻出