OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第58回 作業療法士国家試験 午前 第6問

作業療法評価学第58回午前

第58回 作業療法士国家試験 午前 第6問(作業療法評価学)の正答は 3 です。簡易上肢機能検査(STEF)は10種類の物体を用いて上肢の巧緻性・速度を測定する検査であり、各物体には規定された移動方向が定められている。

問題
簡易上肢機能検査(STEF)の検査法(別冊No.2)を別に示す。移動方向および設定で正しいのはどれか。ただし、検査は右手で行うこととする。
第58回午前第6問 図
  1. 1. ①
  2. 2. ②
  3. 3. ③
  4. 4. ④
  5. 5. ⑤

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — ③木円盤

簡易上肢機能検査(STEF)は10種類の物体を用いて上肢の巧緻性・速度を測定する検査であり、各物体には規定された移動方向が定められている。右手での検査の場合、物体は原則として「右から左」または「手前から奥」等、規定された方向に移動させる。図③の木円盤は、右手検査では右側から左側(手前のトレイから奥のトレイ)へと移動させるが、図③の矢印は左から右方向(←方向)を示しており、これが正しい設定とされる。



【各選択肢の解説】

1. ①中球
❌ 誤り。図①では右手前から左奥への斜め方向の矢印が示されているが、中球の規定移動方向と照合すると設定が異なる。
2. ②大直方
❌ 誤り。図②の大直方は右側(右端)に積まれており、左方向への移動矢印が示されているが、大直方の正規の配置・移動方向と一致しない。
3. ③木円盤
✅ 正しい。木円盤は右手検査において、右側ゾーンから左側ゾーンへ移動させる(または手前から奥)設定であり、図③の配置・矢印方向が正規の手技を反映している。
4. ④小球
❌ 誤り。図④では中央付近の小球を奥方向へ移動させる矢印が示されているが、小球の正規設定では方向が異なる。
5. ⑤ピン
❌ 誤り。図⑤のピンは縦一列に並んでいるが、矢印の方向が正規の設定と一致しない。


【試験対策ポイント】

検査物特徴
大球・中球・小球球形、大きさで把握難易度が異なる
大直方・小直方直方体、把持面の選択が必要
大円柱・小円柱円柱形
木円盤平面状、つまみ動作が必要
最小、精密把持
ピン細い、最も難易度高
  • 右手検査では物体を右ゾーン→左ゾーンへ移動が基本。左手は逆方向。
  • STEFは時間(秒)で採点:10点(速い)~1点(遅い)の10段階。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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