第58回 作業療法士国家試験 午前 第28問
作業療法評価学第58回午前
作業分析で正しいのはどれか。
1. 環境は影響しない。
2. 一方向から観察する。
3. 作業工程で分類する。
4. 作業結果から判断する。
5. 検査者の経験値には左右されない。
- 1. 環境は影響しない。
- 2. 一方向から観察する。
- 3. 作業工程で分類する。 ✓
- 4. 作業結果から判断する。
- 5. 検査者の経験値には左右されない。
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — 作業工程で分類する。
作業分析は、作業を構成する各工程に分解し、段階的に分析することが基本です。工程ごとに必要な動作、認知機能、身体機能を評価することで、クライアントの能力と障害を客観的に把握できます。
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【各選択肢の解説】
1. 環境は影響しない。
❌ 誤り。作業遂行は照明、騒音、温度、配置など物理的環境と、人的環境(対人関係)の影響を大きく受けます。環境調整は作業療法の重要な介入です。
2. 一方向から観察する。
❌ 誤り。複数の視点(前方、側方、上方など)から多角的に観察することで、より正確な分析が可能になります。一方向の観察は情報不足です。
3. 作業工程で分類する。
✅ 正しい。作業を準備段階→実行段階→終了段階などの工程に分け、各段階で必要な能力を分析することが作業分析の標準的手法です。
4. 作業結果から判断する。
❌ 誤り。結果だけでなく、その過程で用いられた動作・認知・対応方法を観察することが重要です。同じ結果でも遂行方法は異なる場合があります。
5. 検査者の経験値には左右されない。
❌ 誤り。検査者の観察眼や解釈には経験値が影響します。信頼性を高めるため標準化された評価基準の使用が必要です。
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【試験対策ポイント】
• 作業分析の基本:工程分解(準備→実行→終了)
• 環境の影響を常に考慮する必要性
• 多角的観察と過程評価の重要性