第58回 作業療法士国家試験 午前 第29問
作業療法評価学第58回午前
第58回 作業療法士国家試験 午前 第29問(作業療法評価学)の正答は 1 です。FIMの食事項目において、万能カフなどの自助具の装着に介助が必要でも、食事行為そのものを自立で行える場合は「修正自立(6点)」だが、装着を手伝ってもらうことは「監視・準備介助(5点)」に該当する。
問題
FIMの評定で正しいのはどれか。
- 1. 食事5点:万能カフの装着を手伝ってもらい食事ができる。 ✓
- 2. 整容4点:洗顔時にタオルを持ってきてもらう。
- 3. 更衣(下半身)4点:介助者が下着やズボンを膝まで通すと残りは自分で行う。
- 4. トイレ動作6点:介助者に拭く紙を用意してもらう。
- 5. 記憶4点:自らメモを使用して生活できている。
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — 食事5点:万能カフの装着を手伝ってもらい食事ができる
FIMの食事項目において、万能カフなどの自助具の装着に介助が必要でも、食事行為そのものを自立で行える場合は「修正自立(6点)」だが、装着を手伝ってもらうことは「監視・準備介助(5点)」に該当する。
【各選択肢の解説】
1. 食事5点:万能カフの装着を手伝ってもらい食事ができる。
✅ 正しい。自助具の装着に他者の準備(セットアップ介助)が必要な状態は5点(監視/段取り/準備)に相当する。食事動作自体は自立であっても、準備段階で介助を要するため6点ではなく5点。
✅ 正しい。自助具の装着に他者の準備(セットアップ介助)が必要な状態は5点(監視/段取り/準備)に相当する。食事動作自体は自立であっても、準備段階で介助を要するため6点ではなく5点。
2. 整容4点:洗顔時にタオルを持ってきてもらう。
❌ 誤り。道具の準備(持ってきてもらう)は「修正自立(6点)」または「準備介助(5点)」相当。4点(最小介助)は実際の動作に25%未満の身体介助が入る場合。
❌ 誤り。道具の準備(持ってきてもらう)は「修正自立(6点)」または「準備介助(5点)」相当。4点(最小介助)は実際の動作に25%未満の身体介助が入る場合。
3. 更衣(下半身)4点:介助者が下着やズボンを膝まで通すと残りは自分で行う。
❌ 誤り。介助者が作業の大部分(膝まで通す)を行い、患者が残りを行う場合、患者の遂行割合が75%以上なら4点だが、膝まで通す動作が50%以上の労力ならば3点(中等度介助)に近くなる可能性がある。設問では5点相当の誤記述として扱われる。
❌ 誤り。介助者が作業の大部分(膝まで通す)を行い、患者が残りを行う場合、患者の遂行割合が75%以上なら4点だが、膝まで通す動作が50%以上の労力ならば3点(中等度介助)に近くなる可能性がある。設問では5点相当の誤記述として扱われる。
4. トイレ動作6点:介助者に拭く紙を用意してもらう。
❌ 誤り。道具の準備(紙を用意する)を他者が行う場合は5点(修正自立〜準備介助)であり、6点は自助具使用も含めて完全に自分で行える場合。
❌ 誤り。道具の準備(紙を用意する)を他者が行う場合は5点(修正自立〜準備介助)であり、6点は自助具使用も含めて完全に自分で行える場合。
5. 記憶4点:自らメモを使用して生活できている。
❌ 誤り。自らメモという補助手段を使用して生活できている場合はFIM記憶6点(修正自立)に相当する。4点(最小介助)は25%未満の介助が必要な状態。
❌ 誤り。自らメモという補助手段を使用して生活できている場合はFIM記憶6点(修正自立)に相当する。4点(最小介助)は25%未満の介助が必要な状態。
【試験対策ポイント】
FIM採点基準:7点=完全自立、6点=修正自立(補助具使用・時間超過)、5点=監視/準備、4点=最小介助(75%以上自分で)、3点=中等度介助(50〜74%)、2点=最大介助(25〜49%)、1点=全介助(25%未満)。「自助具の装着に介助=5点」「自助具を自分で装着・使用=6点」の区別は頻出。
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