第58回 作業療法士国家試験 午前 第83問
リハビリテーション医学第58回午前
第58回 作業療法士国家試験 午前 第83問(リハビリテーション医学)の正答は 5 です。運動療法を始めてよいかは、安静時の脈拍・血圧・体温・SpO₂・不整脈などの中止・不実施の基準に当てはまらないかで判断する。
問題
積極的な全身持久力トレーニングを開始してよい状態はどれか。
- 1. 心室頻拍
- 2. 脈拍 140/分
- 3. 体温 38.6℃
- 4. 収縮期血圧 60 mmHg
- 5. 経皮的酸素飽和度 94% ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 75.7%やさしい
37人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 経皮的酸素飽和度 94%
運動療法を始めてよいかは、安静時の脈拍・血圧・体温・SpO₂・不整脈などの中止・不実施の基準に当てはまらないかで判断する。SpO₂ 94%は「90%以下」の基準に当たらない。
【各選択肢の解説】
1. 心室頻拍
❌ 誤り。開始してよい状態ではない。正しくは、心室頻拍は致死的な不整脈に移行しうる著しい不整脈であり、積極的な運動は行わない。
❌ 誤り。開始してよい状態ではない。正しくは、心室頻拍は致死的な不整脈に移行しうる著しい不整脈であり、積極的な運動は行わない。
2. 脈拍 140/分
❌ 誤り。開始してよい状態ではない。正しくは、安静時脈拍が120/分以上(または40/分以下)のときは積極的なリハビリテーションを実施しない。
❌ 誤り。開始してよい状態ではない。正しくは、安静時脈拍が120/分以上(または40/分以下)のときは積極的なリハビリテーションを実施しない。
3. 体温 38.6℃
❌ 誤り。開始してよい状態ではない。正しくは、安静時体温が38℃以上のときは積極的なリハビリテーションを実施しない。発熱時は代謝と心拍出の需要がすでに高まっている。
❌ 誤り。開始してよい状態ではない。正しくは、安静時体温が38℃以上のときは積極的なリハビリテーションを実施しない。発熱時は代謝と心拍出の需要がすでに高まっている。
4. 収縮期血圧 60 mmHg
❌ 誤り。開始してよい状態ではない。正しくは、安静時収縮期血圧が70 mmHg以下(または200 mmHg以上)のときは積極的なリハビリテーションを実施しない。60 mmHgは循環不全が疑われる低血圧である。
❌ 誤り。開始してよい状態ではない。正しくは、安静時収縮期血圧が70 mmHg以下(または200 mmHg以上)のときは積極的なリハビリテーションを実施しない。60 mmHgは循環不全が疑われる低血圧である。
5. 経皮的酸素飽和度 94%(=正答)
✅ 正しい。不実施の基準は安静時SpO₂ 90%以下であり、94%はこれを上回る。運動中は低下しないかをモニタリングしながら進める。
✅ 正しい。不実施の基準は安静時SpO₂ 90%以下であり、94%はこれを上回る。運動中は低下しないかをモニタリングしながら進める。
【試験対策ポイント】
積極的なリハビリテーションを実施しない目安(日本リハビリテーション医学会「リハビリテーション医療における安全管理・推進のためのガイドライン」2006年)
| 項目 | 実施しない値(安静時) |
|---|---|
| 脈拍 | 40/分以下 または 120/分以上 |
| 収縮期血圧 | 70 mmHg以下 または 200 mmHg以上 |
| 拡張期血圧 | 120 mmHg以上 |
| 体温 | 38℃以上 |
| SpO₂ | 90%以下 |
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