第58回 作業療法士国家試験 午前 第89問
臨床医学第58回午前
第58回 作業療法士国家試験 午前 第89問(臨床医学)の正答は 4 です。Colles骨折は橈骨遠位端骨折で、遠位骨片が背側に転位するものをいう。
問題
Colles 骨折で正しいのはどれか。
- 1. 成人より小児に多い。
- 2. 尺骨遠位端の骨折である。
- 3. 遠位骨片は掌側に転位する。
- 4. 合併症に正中神経損傷がある。 ✓
- 5. 骨折の分類には Garden 分類が用いられる。
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 54.8%標準
31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 合併症に正中神経損傷がある。
Colles骨折は橈骨遠位端骨折で、遠位骨片が背側に転位するものをいう。手掌をついて転倒した高齢者に多く、合併症に正中神経障害がある。
【各選択肢の解説】
1. 成人より小児に多い。
❌ 誤り。正しくは、骨粗鬆症のある高齢者(特に女性)に多い。
❌ 誤り。正しくは、骨粗鬆症のある高齢者(特に女性)に多い。
2. 尺骨遠位端の骨折である。
❌ 誤り。正しくは、橈骨遠位端の骨折である。尺骨茎状突起骨折を合併することはある。
❌ 誤り。正しくは、橈骨遠位端の骨折である。尺骨茎状突起骨折を合併することはある。
3. 遠位骨片は掌側に転位する。
❌ 誤り。正しくは、遠位骨片は背側に転位し、側面から見てフォーク状変形を呈する。掌側に転位するものはSmith骨折である。
❌ 誤り。正しくは、遠位骨片は背側に転位し、側面から見てフォーク状変形を呈する。掌側に転位するものはSmith骨折である。
4. 合併症に正中神経損傷がある。(=正答)
✅ 正しい。正中神経は手関節の掌側で手根管を通るため、骨片の転位や腫脹で圧迫されやすい。母指〜環指橈側の掌側のしびれや母指球筋の筋力低下として現れる。
✅ 正しい。正中神経は手関節の掌側で手根管を通るため、骨片の転位や腫脹で圧迫されやすい。母指〜環指橈側の掌側のしびれや母指球筋の筋力低下として現れる。
5. 骨折の分類には Garden 分類が用いられる。
❌ 誤り。Garden分類は大腿骨頸部骨折の分類である。正しくは、橈骨遠位端骨折にはFrykman分類やAO分類が用いられる。
❌ 誤り。Garden分類は大腿骨頸部骨折の分類である。正しくは、橈骨遠位端骨折にはFrykman分類やAO分類が用いられる。
【試験対策ポイント】
| Colles骨折 | Smith骨折 | |
|---|---|---|
| 部位 | 橈骨遠位端 | 橈骨遠位端 |
| 遠位骨片の転位 | 背側 | 掌側 |
| 受傷 | 手関節背屈位で手をつく | 手関節掌屈位で手をつく |
Colles骨折の合併症:正中神経障害・長母指伸筋腱断裂・複合性局所疼痛症候群(CRPS)・変形治癒。
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