第58回 作業療法士国家試験 午前 第90問
臨床医学第58回午前
第58回 作業療法士国家試験 午前 第90問(臨床医学)の正答は 5 です。脳梗塞の超急性期には、細胞がむくむ細胞性浮腫で水分子の動き(拡散)が制限される。
問題
発症後2時間の脳梗塞において典型的な画像所見はどれか。
- 1. 単純CTでの高吸収域
- 2. 単純CTでの低吸収域
- 3. MRIのT1強調像での高信号領域
- 4. MRIのT2強調像での高信号領域
- 5. MRIの拡散強調像での高信号領域 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 68.8%やさしい
32人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — MRIの拡散強調像での高信号領域
脳梗塞の超急性期には、細胞がむくむ細胞性浮腫で水分子の動き(拡散)が制限される。これをとらえる拡散強調像(DWI)は発症早期から高信号を示し、発症2時間で典型的に現れる所見である。
【各選択肢の解説】
1. 単純CTでの高吸収域
❌ 誤り。梗塞巣は高吸収域にならない。正しくは、脳実質の高吸収域は急性期の脳出血を考える所見である。なお超急性期の塞栓性梗塞で、詰まった血管そのものが高吸収に写ること(hyperdense MCA sign)はある。
❌ 誤り。梗塞巣は高吸収域にならない。正しくは、脳実質の高吸収域は急性期の脳出血を考える所見である。なお超急性期の塞栓性梗塞で、詰まった血管そのものが高吸収に写ること(hyperdense MCA sign)はある。
2. 単純CTでの低吸収域
❌ 誤り。発症2時間では典型的ではない。正しくは、梗塞巣が単純CTで明らかな低吸収域となるのは発症から数時間以上たってからで、超急性期のCTは異常がないか、皮質と白質の境界の不明瞭化などのわずかな変化(early CT sign)にとどまる。
❌ 誤り。発症2時間では典型的ではない。正しくは、梗塞巣が単純CTで明らかな低吸収域となるのは発症から数時間以上たってからで、超急性期のCTは異常がないか、皮質と白質の境界の不明瞭化などのわずかな変化(early CT sign)にとどまる。
3. MRIのT1強調像での高信号領域
❌ 誤り。正しくは、脳梗塞はT1強調像で低信号として現れ、しかも超急性期には変化がはっきりしない。T1強調像の高信号は亜急性期の出血や脂肪などでみられる。
❌ 誤り。正しくは、脳梗塞はT1強調像で低信号として現れ、しかも超急性期には変化がはっきりしない。T1強調像の高信号は亜急性期の出血や脂肪などでみられる。
4. MRIのT2強調像での高信号領域
❌ 誤り。発症2時間では典型的ではない。正しくは、T2強調像・FLAIR像の高信号は、浮腫が進んだ発症数時間以降に現れる。
❌ 誤り。発症2時間では典型的ではない。正しくは、T2強調像・FLAIR像の高信号は、浮腫が進んだ発症数時間以降に現れる。
5. MRIの拡散強調像での高信号領域(=正答)
✅ 正しい。細胞性浮腫で拡散が制限された部位が高信号になるため、CTやT2強調像で異常が出る前から梗塞巣を描出できる。超急性期の診断で最も鋭敏な撮像法である。
✅ 正しい。細胞性浮腫で拡散が制限された部位が高信号になるため、CTやT2強調像で異常が出る前から梗塞巣を描出できる。超急性期の診断で最も鋭敏な撮像法である。
【試験対策ポイント】
| 検査 | 脳梗塞の写り方 | 現れる時期 |
|---|---|---|
| MRI拡散強調像 | 高信号 | 発症早期から |
| MRI T2強調像・FLAIR | 高信号 | 数時間以降 |
| 単純CT | 低吸収域 | 数時間以降に明瞭化 |
単純CTで脳実質の高吸収域=まず出血を考える。
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