第58回 作業療法士国家試験 午前 第92問
臨床医学第58回午前
第58回 作業療法士国家試験 午前 第92問(臨床医学)の正答は 3 です。肝臓の合成能が落ちるとアルブミンが減って血漿膠質浸透圧が下がり、さらに肝硬変では門脈圧が高まるため、腹水がたまる。
問題
肝不全でみられるのはどれか。
- 1. 脳炎
- 2. 裂肛
- 3. 腹水貯留 ✓
- 4. 血小板増加
- 5. 高アルブミン血症
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 33.3%参考値
27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 腹水貯留
肝臓の合成能が落ちるとアルブミンが減って血漿膠質浸透圧が下がり、さらに肝硬変では門脈圧が高まるため、腹水がたまる。
【各選択肢の解説】
1. 脳炎
❌ 誤り。脳の炎症は起こらない。正しくは、肝不全では解毒されないアンモニアなどが脳に作用して意識障害・羽ばたき振戦を起こす肝性脳症がみられる。
❌ 誤り。脳の炎症は起こらない。正しくは、肝不全では解毒されないアンモニアなどが脳に作用して意識障害・羽ばたき振戦を起こす肝性脳症がみられる。
2. 裂肛
❌ 誤り。肝不全の所見ではない。正しくは、裂肛は硬い便の通過などで肛門の上皮が裂ける病態である。肝硬変で門脈圧が高まると、食道・胃の静脈瘤ができる。
❌ 誤り。肝不全の所見ではない。正しくは、裂肛は硬い便の通過などで肛門の上皮が裂ける病態である。肝硬変で門脈圧が高まると、食道・胃の静脈瘤ができる。
3. 腹水貯留(=正答)
✅ 正しい。低アルブミン血症による膠質浸透圧の低下と、門脈圧亢進による腹腔内の血管からの漏出が重なって腹水がたまる。
✅ 正しい。低アルブミン血症による膠質浸透圧の低下と、門脈圧亢進による腹腔内の血管からの漏出が重なって腹水がたまる。
4. 血小板増加
❌ 誤り。正しくは、門脈圧亢進による脾腫(脾機能亢進)などのため血小板は減少する。
❌ 誤り。正しくは、門脈圧亢進による脾腫(脾機能亢進)などのため血小板は減少する。
5. 高アルブミン血症
❌ 誤り。正しくは、アルブミンは肝臓で合成されるため、肝不全では低アルブミン血症となる。
❌ 誤り。正しくは、アルブミンは肝臓で合成されるため、肝不全では低アルブミン血症となる。
【試験対策ポイント】
| 肝不全でみられる所見 | しくみ |
|---|---|
| 腹水・浮腫 | 低アルブミン血症・門脈圧亢進 |
| 肝性脳症 | アンモニアなどの解毒低下 |
| 出血傾向 | 凝固因子の合成低下・血小板減少 |
| 黄疸 | ビリルビンの処理障害 |
| 食道静脈瘤 | 門脈圧亢進 |
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