OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第58回 作業療法士国家試験 午後 第35問

臨床医学第58回午後

第58回 作業療法士国家試験 午後 第35問(臨床医学)の正答は 4 です。透析患者では主に腎性貧血が生じる。

問題
透析患者の血液生化学検査で正常値より大きく低下するのはどれか。
  1. 1. CRP
  2. 2. 血清尿酸
  3. 3. 血中尿素窒素
  4. 4. ヘモグロビン
  5. 5. 血清クレアチニン

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — ヘモグロビン

透析患者では主に腎性貧血が生じる。腎臓からのエリスロポエチン(EPO)産生が低下し、赤血球産生が抑制されるため、ヘモグロビン値が大きく低下する。


【各選択肢の解説】

1. CRP
❌ 誤り。CRPは炎症マーカー。透析患者では慢性炎症により正常値以上に上昇することが多く、低下はしない。
2. 血清尿酸
❌ 誤り。血清尿酸は腎排泄が低下するため透析患者では上昇する(高尿酸血症)。
3. 血中尿素窒素(BUN)
❌ 誤り。BUNは腎不全で排泄されずに蓄積するため上昇する。透析はBUNを下げるために行われる。
4. ヘモグロビン
✅ 正しい。腎性貧血:エリスロポエチン産生低下 → 赤血球産生↓ → ヘモグロビン大幅低下。透析患者の貧血はほぼ全例に認められ、EPO製剤による治療が行われる。
5. 血清クレアチニン
❌ 誤り。クレアチニンは腎排泄されるため腎不全・透析患者では大幅に上昇する。

【試験対策ポイント】

透析患者の検査値の傾向:

  • 上昇:BUN、クレアチニン、リン(P)、カリウム(K)、尿酸、β2ミクログロブリン
  • 低下ヘモグロビン(腎性貧血)、カルシウム(低Ca血症→二次性副甲状腺機能亢進)
「透析で低下するもの=ヘモグロビン」は鉄板知識として記憶する。


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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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