OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第58回 作業療法士国家試験 午後 第42問

作業療法評価学第58回午後

第58回 作業療法士国家試験 午後 第42問(作業療法評価学)の正答は 2 です。BACS(Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia)は統合失調症の認知機能を包括的に評価するために開発された検査バッテリー。

問題
統合失調症の認知機能を評価するために用いるのはどれか。
  1. 1. AIMS〈Abnormal Involuntary Movement Scale〉
  2. 2. BACS
  3. 3. LASMI
  4. 4. PANSS
  5. 5. SAPS〈Scale for the Assessment of Positive Symptoms〉

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — BACS

BACS(Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia)は統合失調症の認知機能を包括的に評価するために開発された検査バッテリー。言語記憶・ワーキングメモリ・運動速度・言語流暢性・注意・遂行機能の6領域を評価する。


【各選択肢の解説】

1. AIMS(Abnormal Involuntary Movement Scale)
❌ 誤り。AIMSは遅発性ジスキネジア等の異常不随意運動を評価するスケール。抗精神病薬の副作用評価に用いる。認知機能評価ではない。
2. BACS
✅ 正しい。統合失調症の認知機能評価のために開発された標準的バッテリー。
3. LASMI(Life Assessment Scale for the Mentally Ill)
❌ 誤り。LASMIは精神障害者の生活機能・社会機能を評価するスケール(日常生活・対人関係・労働・持続性・自己認識の5領域)。認知機能評価ではない。
4. PANSS(Positive and Negative Syndrome Scale)
❌ 誤り。PANSSは統合失調症の陽性・陰性症状・総合精神症状を評価する半構造化面接スケール。認知機能の直接評価ではない。
5. SAPS(Scale for the Assessment of Positive Symptoms)
❌ 誤り。SAPSは統合失調症の陽性症状(幻覚・妄想・奇異な行動等)を評価するスケール。認知機能評価ではない。

【試験対策ポイント】

統合失調症の評価ツール分類:

  • 認知機能:BACS、WCST(ウィスコンシンカード分類テスト)
  • 陽性・陰性症状:PANSS、BPRS、SAPS/SANS
  • 生活機能・社会機能:LASMI、GAF、Rehab
  • 不随意運動(副作用):AIMS
「統合失調症の認知機能 → BACS」は確実に覚える。


✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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