OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第58回 作業療法士国家試験 午後 第45問

精神障害作業療法第58回午後

第58回 作業療法士国家試験 午後 第45問(精神障害作業療法)の正答は 5 です。うつ病回復期前期とは、急性症状が改善し始めた時期で、心理教育・疾患理解・再発予防の基礎を築く段階。

問題
うつ病回復期前期の作業療法で最も適切なのはどれか。
  1. 1. 1回の活動は短時間にする。
  2. 2. リワークプログラムを導入する。
  3. 3. 新しい生きがいを見出す援助をする。
  4. 4. 再発予防について家族を交えて話し合う。
  5. 5. 集団での心理教育プログラムへの参加を促す。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 集団での心理教育プログラムへの参加を促す。

うつ病回復期前期とは、急性症状が改善し始めた時期で、心理教育・疾患理解・再発予防の基礎を築く段階。集団での心理教育プログラムへの参加は、適度な活動量を確保しながら疾患理解と仲間とのつながりを得る点で適切。


【各選択肢の解説】

1. 1回の活動は短時間にする。
❌ 誤り。短時間での活動設定は急性期〜回復期初期の対応。回復期前期では徐々に活動時間を延長していく段階であり、「短時間にする」は時期がやや合わない。
2. リワークプログラムを導入する。
❌ 誤り。リワークプログラムは回復後期〜職場復帰準備段階で導入するもの。回復期前期には負荷が大きすぎる。
3. 新しい生きがいを見出す援助をする。
❌ 誤り。新しい生きがいの探索は回復が十分に進んだ後期〜維持期に行う。前期に焦って新たな目標設定を促すことは焦燥感・プレッシャーになりやすい。
4. 再発予防について家族を交えて話し合う。
❌ 誤り。再発予防の家族指導は回復が安定した時期に行う。前期では本人の心理的安定の確保が優先。
5. 集団での心理教育プログラムへの参加を促す。
✅ 正しい。回復期前期には、疾患や治療について学ぶ心理教育プログラムへの参加が適切。同病者との交流・疾患理解・薬の重要性認識などが促進される。

【試験対策ポイント】

うつ病の回復段階別OT介入:

段階主な介入
急性期休息・短時間活動・安全確保
回復期前期心理教育・疾患理解・段階的活動増加
回復期後期リワーク・社会参加準備・再発予防教育
維持期職場復帰・生きがい探索

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