第58回 作業療法士国家試験 午後 第77問
臨床医学第58回午後
第58回 作業療法士国家試験 午後 第77問(臨床医学)の正答は 2 です。CTでは、X線をよく吸収するもの(骨・石灰化・凝固した血液)が白い高吸収域、水分の多いもの(脳脊髄液・浮腫・壊死して液化した組織)が黒い低吸収域になる。
問題
頭部単純CTで低吸収域として描出されるのはどれか。
- 1. くも膜下出血
- 2. 脳梗塞慢性期 ✓
- 3. 脳出血急性期
- 4. 急性硬膜下血腫
- 5. 脈絡叢の石灰化
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 41.7%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 脳梗塞慢性期
CTでは、X線をよく吸収するもの(骨・石灰化・凝固した血液)が白い高吸収域、水分の多いもの(脳脊髄液・浮腫・壊死して液化した組織)が黒い低吸収域になる。慢性期の脳梗塞は壊死組織が吸収されて髄液に近い低吸収域となる。他の4つはすべて高吸収域。
【各選択肢の解説】
1. くも膜下出血
❌ 誤り。急性期のくも膜下出血では、血液が脳底槽やSylvius裂などに広がる。正しくは高吸収域(脳槽が白く見える)として描出される。
❌ 誤り。急性期のくも膜下出血では、血液が脳底槽やSylvius裂などに広がる。正しくは高吸収域(脳槽が白く見える)として描出される。
2. 脳梗塞慢性期
✅ 正しい(=正答)。梗塞した脳組織は壊死・液化し、時間がたつと脳脊髄液に近い濃度になるため、境界のはっきりした低吸収域として描出される。発症直後の超急性期はCTでは変化がとらえにくい。
✅ 正しい(=正答)。梗塞した脳組織は壊死・液化し、時間がたつと脳脊髄液に近い濃度になるため、境界のはっきりした低吸収域として描出される。発症直後の超急性期はCTでは変化がとらえにくい。
3. 脳出血急性期
❌ 誤り。出血直後の血腫は血液中の蛋白質(ヘモグロビン)が凝縮しているため濃度が高い。正しくは高吸収域として描出される。
❌ 誤り。出血直後の血腫は血液中の蛋白質(ヘモグロビン)が凝縮しているため濃度が高い。正しくは高吸収域として描出される。
4. 急性硬膜下血腫
❌ 誤り。急性期の血腫は脳出血と同様に高濃度である。正しくは脳表に沿った三日月状の高吸収域として描出される。
❌ 誤り。急性期の血腫は脳出血と同様に高濃度である。正しくは脳表に沿った三日月状の高吸収域として描出される。
5. 脈絡叢の石灰化
❌ 誤り。石灰化はカルシウムを含み骨に近い吸収値をもつ。正しくは高吸収域として描出される。
❌ 誤り。石灰化はカルシウムを含み骨に近い吸収値をもつ。正しくは高吸収域として描出される。
【試験対策ポイント】
| CTでの見え方 | 例 |
|---|---|
| 高吸収域(白) | 骨・石灰化・急性期の出血(脳出血・くも膜下出血・急性硬膜下血腫) |
| 低吸収域(黒) | 脳脊髄液・浮腫・慢性期の脳梗塞 |
- 超急性期の脳梗塞はCTで変化が乏しい→MRI拡散強調画像で早く描出される
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