第59回 作業療法士国家試験 午前 第71問
運動学第59回午前
第59回 作業療法士国家試験 午前 第71問(運動学)の正答は 1 です。橈骨手根関節は楕円関節で、掌屈・背屈と橈屈・尺屈の2軸をもち、回旋はしない。
問題
手の運動で正しいのはどれか。
- 1. 橈骨手根関節の運動軸は2つである。 ✓
- 2. PIP関節の側副靱帯は伸展位で弛緩する。
- 3. 手関節背屈には長母指外転筋が作用する。
- 4. 手関節橈屈の可動域は前腕回外位より回内位で大きい。
- 5. 対立運動における横アーチの変化には第2CM関節が関与する。
正答:1番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 72.3%やさしい
47人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 橈骨手根関節の運動軸は2つである。
橈骨手根関節は楕円関節で、掌屈・背屈と橈屈・尺屈の2軸をもち、回旋はしない。関節の構造と靱帯・筋・CM関節の役割を見分ける問題である。
【各選択肢の解説】
1. 橈骨手根関節の運動軸は2つである。(=正答)
✅ 正しい。楕円関節(2軸性)で、掌屈・背屈の軸と橈屈・尺屈の軸の2つをもつ。回旋の軸はもたない。
✅ 正しい。楕円関節(2軸性)で、掌屈・背屈の軸と橈屈・尺屈の軸の2つをもつ。回旋の軸はもたない。
2. PIP関節の側副靱帯は伸展位で弛緩する。
❌ 誤り。正しくは、PIP関節の側副靱帯は伸展位で緊張するとする記載が一般的である(屈曲位でも緊張する部分があるとするなど、文献により扱いが分かれる)。
❌ 誤り。正しくは、PIP関節の側副靱帯は伸展位で緊張するとする記載が一般的である(屈曲位でも緊張する部分があるとするなど、文献により扱いが分かれる)。
3. 手関節背屈には長母指外転筋が作用する。
❌ 誤り。長母指外転筋は母指の外転と手関節の橈屈に働く。正しくは、手関節背屈の主動作筋は長・短橈側手根伸筋と尺側手根伸筋である。
❌ 誤り。長母指外転筋は母指の外転と手関節の橈屈に働く。正しくは、手関節背屈の主動作筋は長・短橈側手根伸筋と尺側手根伸筋である。
4. 手関節橈屈の可動域は前腕回外位より回内位で大きい。
❌ 誤り。正しくは、手関節の橈屈・尺屈の可動域は前腕回内位より回外位で大きいとされる(Kapandji『関節の生理学』)。なお関節可動域測定法(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会)では、手関節の橈屈・尺屈は前腕回内位で測り、参考可動域は橈屈25°・尺屈55°とされる。
❌ 誤り。正しくは、手関節の橈屈・尺屈の可動域は前腕回内位より回外位で大きいとされる(Kapandji『関節の生理学』)。なお関節可動域測定法(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会)では、手関節の橈屈・尺屈は前腕回内位で測り、参考可動域は橈屈25°・尺屈55°とされる。
5. 対立運動における横アーチの変化には第2CM関節が関与する。
❌ 誤り。第2・第3CM関節はほとんど動かず、手の固定部となる。正しくは、対立で手掌の横アーチが深まるのは第1CM関節と、可動性のある第4・第5CM関節の動きによる。
❌ 誤り。第2・第3CM関節はほとんど動かず、手の固定部となる。正しくは、対立で手掌の横アーチが深まるのは第1CM関節と、可動性のある第4・第5CM関節の動きによる。
【試験対策ポイント】
- 橈骨手根関節:楕円関節・2軸(掌屈/背屈・橈屈/尺屈)
- CM関節:第1(鞍関節)と第4・5は動く/第2・3はほぼ動かない
- 手関節背屈の主動作筋:長・短橈側手根伸筋・尺側手根伸筋
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