第59回 作業療法士国家試験 午前 第86問
臨床医学第59回午前
第59回 作業療法士国家試験 午前 第86問(臨床医学)の正答は 4 です。拡散強調画像(DWI)は、梗塞で生じる細胞性浮腫による水分子の拡散低下を高信号として描出する。
問題
頭部MRIで正しいのはどれか。
- 1. T2強調画像で髄液は低信号に描出される。
- 2. 頭部CTに比べて脳幹部の病巣を観察しにくい。
- 3. T2強調画像で脳梗塞による信号変化はみられない。
- 4. 拡散強調画像は急性期の脳梗塞の診断に有用である。 ✓
- 5. 頭部CTに比べて急性期の脳出血の診断に有用である。
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 62.1%参考値
29人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 拡散強調画像は急性期の脳梗塞の診断に有用である。
拡散強調画像(DWI)は、梗塞で生じる細胞性浮腫による水分子の拡散低下を高信号として描出する。発症早期から変化を捉えられるため、急性期脳梗塞の診断に有用である。
【各選択肢の解説】
1. T2強調画像で髄液は低信号に描出される。
❌ 誤り。T1強調画像との取り違えである。正しくは、T2強調画像では髄液(水)は高信号(白)に描出され、T1強調画像で低信号(黒)となる。
❌ 誤り。T1強調画像との取り違えである。正しくは、T2強調画像では髄液(水)は高信号(白)に描出され、T1強調画像で低信号(黒)となる。
2. 頭部CTに比べて脳幹部の病巣を観察しにくい。
❌ 誤り。CTは後頭蓋窩で骨によるアーチファクトが出やすい。正しくは、MRIの方が脳幹部・小脳の病巣を観察しやすい。
❌ 誤り。CTは後頭蓋窩で骨によるアーチファクトが出やすい。正しくは、MRIの方が脳幹部・小脳の病巣を観察しやすい。
3. T2強調画像で脳梗塞による信号変化はみられない。
❌ 誤り。正しくは、脳梗塞は時間の経過とともにT2強調画像で高信号を示す。発症直後は変化が乏しく、早期の検出にはDWIが優れる。
❌ 誤り。正しくは、脳梗塞は時間の経過とともにT2強調画像で高信号を示す。発症直後は変化が乏しく、早期の検出にはDWIが優れる。
4. 拡散強調画像は急性期の脳梗塞の診断に有用である。(=正答)
✅ 正しい。CTやT2強調画像で変化が出る前の早期から、梗塞巣を高信号として描出できる。
✅ 正しい。CTやT2強調画像で変化が出る前の早期から、梗塞巣を高信号として描出できる。
5. 頭部CTに比べて急性期の脳出血の診断に有用である。
❌ 誤り。急性期の血腫はCTで高吸収域として短時間で明瞭に描出される。正しくは、急性期脳出血の診断はCTが第一選択である。
❌ 誤り。急性期の血腫はCTで高吸収域として短時間で明瞭に描出される。正しくは、急性期脳出血の診断はCTが第一選択である。
【試験対策ポイント】
| 目的 | 優先される検査 |
|---|---|
| 急性期脳梗塞 | MRI拡散強調画像 |
| 急性期脳出血 | CT(高吸収域) |
| 脳幹・小脳の病変 | MRI |
- 髄液:T1で低信号/T2で高信号
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