OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第59回 作業療法士国家試験 午後 第18問

精神障害作業療法第59回午後

第59回 作業療法士国家試験 午後 第18問(精神障害作業療法)の正答は 4 です。社交不安障害の外来作業療法の導入期は、対人場面の負担が少なく、本人が慣れていて成功しやすい作業から始め、安心して通える場と関係をつくる。

問題
23歳の男性。中学時代から引きこもりがあり、自宅では一人で工作やプラモデル作りをしていた。20歳時に通信制高校を卒業したが、就職せずに自閉的な生活を送っていた。睡眠障害で精神科を受診し、社交不安障害と診断された。薬物療法で外出可能な状態となり、外来作業療法が開始された。導入期の作業療法で最も適切なのはどれか。
  1. 1. 言語的交流が必要な作業を行う。
  2. 2. 就職希望の職種の聴取を行う。
  3. 3. 他者と共同製作作業を行う。
  4. 4. プラモデル製作を行う。 ✓
  5. 5. 履歴書の書き方の学習会に参加する。

正答:4番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 73.1%参考値

26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — プラモデル製作を行う

社交不安障害の外来作業療法の導入期は、対人場面の負担が少なく、本人が慣れていて成功しやすい作業から始め、安心して通える場と関係をつくる。本例は自宅でプラモデル作りをしてきたため、一人で取り組めるプラモデル製作が最も適切である。


【各選択肢の解説】

1. 言語的交流が必要な作業を行う。
❌ 誤り。会話を求められる作業は、対人場面での不安が強い本例には導入期の負担が大きい。正しくは言葉のやりとりが少なくてすむ作業から始める。
2. 就職希望の職種の聴取を行う。
❌ 誤り。中学時代から引きこもりがあり、外出できるようになったばかりの導入期に就職の話を進めるのは早い。正しくは通う習慣と関係づくりを先にし、就労の話題は回復に合わせて扱う。
3. 他者と共同製作作業を行う。
❌ 誤り。他者との共同作業は対人場面への参加を求め、導入期には不安を強めやすい。正しくは個人で行う作業から始め、段階的に他者のいる場へ広げる。
4. プラモデル製作を行う。(=正答)
✅ 正しい。慣れた作業で成功体験を得やすく、一人で取り組めるため対人の負担が少ない。安心して通える場づくりにつながる。
5. 履歴書の書き方の学習会に参加する。
❌ 誤り。集団での学習会への参加と就労準備は、導入期には負担が大きい。正しくは就労準備は回復の段階が進んでから行う。

【試験対策ポイント】

時期作業の選び方
導入期慣れた作業・個人作業・対人の負担が少ない
回復期他者のいる場・共同作業へ段階的に広げる
社会参加の準備就労の聴取・履歴書・職業準備

導入期の問題は「本人がすでにやっていた作業」を探す。

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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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