OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第59回 作業療法士国家試験 午後 第21問

身体障害作業療法第59回午後
聴理解と読解は良好であるが復唱が障害される。漢字より平仮名が書きづらい。考えられる失語症はどれか。 1. 伝導失語 2. 感覚性失語 3. 失名詞失語 4. 超皮質性運動失語 5. 超皮質性感覚失語
  1. 1. 伝導失語 ✓
  2. 2. 感覚性失語
  3. 3. 失名詞失語
  4. 4. 超皮質性運動失語
  5. 5. 超皮質性感覚失語

正答:1番

解説
■ 正答:1番 — 伝導失語 聴理解と読解が保持されながら復唱が選択的に障害されるのは、ウェルニッケ野とブローカ野を結ぶ弓状束の損傷を特徴とする伝導失語です。漢字より平仮名が書きづらいのは、音韻処理経路の障害を示唆しており、この所見群は伝導失語に典型的です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 伝導失語 ✅ 正しい。弓状束損傷により、聴理解・読解は保持されるが復唱が障害される。音韻処理の障害により平仮名(音韻依存的)が漢字より書きづらくなる。 2. 感覚性失語 ❌ 誤り。聴理解が良好であることが矛盾。感覚性失語はウェルニッケ野損傷で聴理解が著しく障害される。 3. 失名詞失語 ❌ 誤り。復唱と読解が比較的保持される失語症だが、聴理解が良好な全般的な言語理解を説明できない。 4. 超皮質性運動失語 ❌ 誤り。復唱は保持される特徴であり、復唱が障害されるという主訴に合わない。 5. 超皮質性感覚失語 ❌ 誤り。聴理解が障害される傾向があり、聴理解が良好という条件を満たさない。 --- 【試験対策ポイント】 - 伝導失語:復唱障害+聴理解保持+弓状束損傷 - 音韻処理障害により平仮名が漢字より書きづらい特徴 - 復唱障害が他失語症との鑑別点
関連

▶ 第59回 全問一覧

▶ 身体障害作業療法 の過去問一覧