第59回 作業療法士国家試験 午後 第24問
臨床医学第59回午後
第59回 作業療法士国家試験 午後 第24問(臨床医学)の正答は 3 です。重症筋無力症(MG)はアセチルコリン受容体などへの自己抗体で神経筋接合部の伝達が障害される病気である。
問題
重症筋無力症で正しいのはどれか。
- 1. 肺小細胞癌を合併する。
- 2. Parkinson病より患者数が多い。
- 3. テンシロン試験で症状が改善する。 ✓
- 4. 血清クレアチンキナーゼ値が上昇する。
- 5. 誘発筋電図の反復刺激試験で振幅の漸増を認める。
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 25.9%参考値
27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — テンシロン試験で症状が改善する。
重症筋無力症(MG)はアセチルコリン受容体などへの自己抗体で神経筋接合部の伝達が障害される病気である。ACh を増やせば症状が一時的に良くなる、という性質がテンシロン試験の根拠になる。
【各選択肢の解説】
1. 肺小細胞癌を合併する。
❌ 誤り。肺小細胞癌に合併するのは Lambert-Eaton 筋無力症候群である。正しくは、MGで合併する腫瘍は胸腺腫である。
❌ 誤り。肺小細胞癌に合併するのは Lambert-Eaton 筋無力症候群である。正しくは、MGで合併する腫瘍は胸腺腫である。
2. Parkinson病より患者数が多い。
❌ 誤り。MGもParkinson病も指定難病だが、患者数は大きく異なる。正しくは、Parkinson病のほうが患者数がはるかに多い。
❌ 誤り。MGもParkinson病も指定難病だが、患者数は大きく異なる。正しくは、Parkinson病のほうが患者数がはるかに多い。
3. テンシロン試験で症状が改善する。(=正答)
✅ 正しい。テンシロン(エドロホニウム)は短時間作用のコリンエステラーゼ阻害薬で、AChの分解を抑えて接合部の ACh を増やす。受容体が減っていても伝達が補われるため、眼瞼下垂や筋力低下が一時的に改善する。
✅ 正しい。テンシロン(エドロホニウム)は短時間作用のコリンエステラーゼ阻害薬で、AChの分解を抑えて接合部の ACh を増やす。受容体が減っていても伝達が補われるため、眼瞼下垂や筋力低下が一時的に改善する。
4. 血清クレアチンキナーゼ値が上昇する。
❌ 誤り。MGは筋線維そのものは壊れないため、CKは通常正常である。正しくは、CKが上がるのは筋ジストロフィーや多発性筋炎など筋線維が壊れる筋疾患である。
❌ 誤り。MGは筋線維そのものは壊れないため、CKは通常正常である。正しくは、CKが上がるのは筋ジストロフィーや多発性筋炎など筋線維が壊れる筋疾患である。
5. 誘発筋電図の反復刺激試験で振幅の漸増を認める。
❌ 誤り。漸増(waxing)は Lambert-Eaton 筋無力症候群の所見である。正しくは、MGでは低頻度の反復刺激で振幅が漸減(waning)する。
❌ 誤り。漸増(waxing)は Lambert-Eaton 筋無力症候群の所見である。正しくは、MGでは低頻度の反復刺激で振幅が漸減(waning)する。
【試験対策ポイント】
| 重症筋無力症 | Lambert-Eaton 筋無力症候群 | |
|---|---|---|
| 障害部位 | シナプス後(ACh受容体) | シナプス前(Ca チャネル) |
| 主な抗体 | 抗ACh受容体抗体 | 抗電位依存性Caチャネル抗体 |
| 反復刺激 | 漸減 | 高頻度刺激で漸増 |
| 合併腫瘍 | 胸腺腫 | 肺小細胞癌 |
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