OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第59回 作業療法士国家試験 午後 第32問

発達障害作業療法第59回午後

第59回 作業療法士国家試験 午後 第32問(発達障害作業療法)の正答は 4 です。二分脊椎患者の移動能力(歩行能力)はHofferの歩行能力分類(Household Ambulator、Community Ambulatorなど)を用いて評価することが標準的である。

問題
二分脊椎で正しいのはどれか。
  1. 1. 上肢障害の合併が多い。
  2. 2. 胸椎部に多く出現する。
  3. 3. 脊髄髄膜瘤は神経症状が出ない。
  4. 4. 移動能力評価はHofferの分類を使う。
  5. 5. 脊髄係留症候群の好発年齢は2〜3歳である。

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 移動能力評価はHofferの分類を使う

二分脊椎患者の移動能力(歩行能力)はHofferの歩行能力分類(Household Ambulator、Community Ambulatorなど)を用いて評価することが標準的である。


【各選択肢の解説】

1. 上肢障害の合併が多い
❌ 誤り。二分脊椎の主な神経障害は下肢・膀胱直腸障害。上肢障害は通常合併しない(Chiari奇形由来の症状は例外)。
2. 胸椎部に多く出現する
❌ 誤り。二分脊椎は腰仙椎部(L5〜S1付近)に最も多く発生する。
3. 脊髄髄膜瘤は神経症状が出ない
❌ 誤り。脊髄髄膜瘤(meningomyelocele)は脊髄・神経が膜外に脱出するため神経症状(麻痺・感覚障害・膀胱直腸障害)が出る。神経症状がないのは脊髄髄膜瘤ではなく、潜在性二分脊椎や単純な髄膜瘤(meningocele)。
4. 移動能力評価はHofferの分類を使う
✅ 正しい。Hofferの分類は①Community ambulator②Household ambulator③Physiologic ambulator④Non-ambulatorの4段階で、二分脊椎児の移動能力評価として広く用いられる。
5. 脊髄係留症候群の好発年齢は2〜3歳である
❌ 誤り。脊髄係留症候群は成長に伴い脊髄が引っ張られることで生じ、学童期(小学生前後)以降に症状が顕在化することが多い。

【試験対策ポイント】

二分脊椎のキーワード:腰仙椎部好発・Hofferの歩行分類・水頭症合併・Chiari II型奇形
Hofferの分類は二分脊椎専用ではなく脳性麻痺等にも用いる。GMFCSはCPに用いる点で区別。

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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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