第59回 作業療法士国家試験 午後 第42問
発達障害作業療法第59回午後
第59回 作業療法士国家試験 午後 第42問(発達障害作業療法)の正答は 1 です。ADHDでは多動は年齢とともに目立たなくなる一方、不注意は学童期以降も続きやすい。
問題
小学校高学年の注意欠如・多動性障害で高頻度にみられる症状はどれか。
- 1. ケアレスミスが多い。 ✓
- 2. 自分の氏名が書けない。
- 3. 自ら同級生との接触を避ける。
- 4. 家庭では普通に話すが学校では発語が乏しい。
- 5. 忘れ物がないか気になり何度も確認してしまう。
正答:1番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 100%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — ケアレスミスが多い
ADHDでは多動は年齢とともに目立たなくなる一方、不注意は学童期以降も続きやすい。ケアレスミスはDSM-5の不注意の項目そのもので、小学校高学年で高頻度にみられる。
【各選択肢の解説】
1. ケアレスミスが多い。
✅ 正しい(=正答)。細部に注意を向け続けることが難しいため、学業でうっかりした間違いが重なる。DSM-5の不注意の項目に「綿密に注意できない、不注意な間違いをする」がある。
✅ 正しい(=正答)。細部に注意を向け続けることが難しいため、学業でうっかりした間違いが重なる。DSM-5の不注意の項目に「綿密に注意できない、不注意な間違いをする」がある。
2. 自分の氏名が書けない。
❌ 誤り。ADHDの中核症状は不注意・多動・衝動性で、字が書けないことは含まれない。正しくは、高学年で氏名が書けない場合は知的発達の遅れや書字の学習障害(限局性学習症)を考える所見である。
❌ 誤り。ADHDの中核症状は不注意・多動・衝動性で、字が書けないことは含まれない。正しくは、高学年で氏名が書けない場合は知的発達の遅れや書字の学習障害(限局性学習症)を考える所見である。
3. 自ら同級生との接触を避ける。
❌ 誤り。ADHDでは関わりたい気持ちはあり、衝動的に関わりすぎてトラブルになることが多い。正しくは、自ら対人接触を避けるのは社交不安症などでみられる特徴である。
❌ 誤り。ADHDでは関わりたい気持ちはあり、衝動的に関わりすぎてトラブルになることが多い。正しくは、自ら対人接触を避けるのは社交不安症などでみられる特徴である。
4. 家庭では普通に話すが学校では発語が乏しい。
❌ 誤り。正しくは選択性緘黙(場面緘黙)の特徴で、話す力はあるのに特定の社会的場面で話せなくなる。
❌ 誤り。正しくは選択性緘黙(場面緘黙)の特徴で、話す力はあるのに特定の社会的場面で話せなくなる。
5. 忘れ物がないか気になり何度も確認してしまう。
❌ 誤り。正しくは強迫症の確認行為にあたる。ADHDではむしろ確認が不十分で、忘れ物やなくし物が多い。
❌ 誤り。正しくは強迫症の確認行為にあたる。ADHDではむしろ確認が不十分で、忘れ物やなくし物が多い。
【試験対策ポイント】
| 記述 | 考える障害 |
|---|---|
| ケアレスミス・忘れ物・なくし物が多い | ADHD(不注意) |
| 家では話すが学校で話せない | 選択性緘黙 |
| 何度も確認してしまう | 強迫症 |
| 字や氏名が書けない | 知的発達の遅れ・限局性学習症 |
「忘れ物が多い」はADHD、「忘れ物がないか何度も確かめる」は強迫症=向きが逆。
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