OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第59回 作業療法士国家試験 午後 第64問

生理学第59回午後

第59回 作業療法士国家試験 午後 第64問(生理学)の正答は 4 です。体循環の血管は低酸素や代謝産物で拡張するのに対し、肺の血管だけは低酸素で収縮する(低酸素性肺血管収縮)。

問題
各臓器と血流量の局所性調節の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. 骨格筋 ―― 乳酸の蓄積が血管を収縮
  2. 2. 心臓 ―― 低酸素が冠細動脈を収縮
  3. 3. 脳 ―― 二酸化炭素分圧上昇が細動脈を収縮
  4. 4. 肺 ―― 低酸素が細動脈を収縮 ✓
  5. 5. 皮膚 ―― 交感神経亢進が細動脈を拡張

正答:4番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 32.6%難問

46人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:4番 — 肺 ―― 低酸素が細動脈を収縮

体循環の血管は低酸素や代謝産物で拡張するのに対し、肺の血管だけは低酸素で収縮する(低酸素性肺血管収縮)。換気の悪い肺胞への血流を減らし、換気のよい部位へ血流を回す仕組みである。


【各選択肢の解説】

1. 骨格筋 ―― 乳酸の蓄積が血管を収縮
❌ 誤り。正しくは、骨格筋では乳酸・H⁺・CO₂などの代謝産物が蓄積すると血管が拡張し、運動中の筋血流が増える(代謝性調節)。
2. 心臓 ―― 低酸素が冠細動脈を収縮
❌ 誤り。正しくは、心筋の低酸素は冠細動脈を拡張させる(アデノシンなどによる代謝性調節)。
3. 脳 ―― 二酸化炭素分圧上昇が細動脈を収縮
❌ 誤り。正しくは、動脈血の二酸化炭素分圧が上昇すると脳の細動脈は拡張し、脳血流は増える。過換気でPCO₂が下がると脳血管は収縮する。
4. 肺 ―― 低酸素が細動脈を収縮
✅ 正しい。肺胞の酸素分圧が下がるとその部位の肺細動脈が収縮する。血流を換気のよい肺胞に振り分け、換気血流比を保つ働きをもつ。
5. 皮膚 ―― 交感神経亢進が細動脈を拡張
❌ 誤り。正しくは、皮膚の細動脈は交感神経(α受容体)の亢進で収縮する。寒冷時にはこの収縮で皮膚血流を減らし、熱の放散を抑える。

【試験対策ポイント】

臓器刺激血管の反応
骨格筋代謝産物(乳酸・H⁺など)拡張
心臓(冠動脈)低酸素拡張
脳PCO₂上昇拡張
肺低酸素収縮
皮膚交感神経亢進収縮
📗 OTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、OT国試ノート「生理学」第3章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

OT国試ノート 頻出だけを、1冊に。 31科目・全130章/過去問12回分(第50〜61回)の出題傾向から作成 赤シート・覚えたチェック・印刷対応/章末から過去問へ戻れる 買い切り 850円 運動学は無料 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
全科目セット 850円・買い切り / 31科目・全130章。運動学は無料で読めます。購入するとOTカコモンの広告も消えます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
作業療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | OTの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(身体障害・精神障害・発達障害・老年期)と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国20,364か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →
関連

▶ 第59回 全問一覧

▶ 生理学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)