第59回 作業療法士国家試験 午後 第82問
作業療法管理学第59回午後
第59回 作業療法士国家試験 午後 第82問(作業療法管理学)の正答は 5 です。フレイルは加齢で予備能が落ち、筋力・歩行・バランスなどの身体機能が低下した状態である。
問題
フレイルの高齢者の特徴で正しいのはどれか。
- 1. 筋量が増加する。
- 2. TUG時間が短くなる。
- 3. 長座位前屈距離が短くなる。
- 4. 運動負荷時のBorg指数が低値になる。
- 5. FBS〈Functional balance scale〉が低値になる。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 65.2%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — FBS〈Functional balance scale〉が低値になる。
フレイルは加齢で予備能が落ち、筋力・歩行・バランスなどの身体機能が低下した状態である。バランス能力を点数化するFBS(Berg Balance Scale)は点数が高いほど良好なので、フレイルでは低値になる。
【各選択肢の解説】
1. 筋量が増加する。
❌ 誤り。フレイルの身体的な中核はサルコペニアと重なる筋力・筋量の低下である。正しくは筋量は減少する。
❌ 誤り。フレイルの身体的な中核はサルコペニアと重なる筋力・筋量の低下である。正しくは筋量は減少する。
2. TUG時間が短くなる。
❌ 誤り。TUG(Timed Up and Go Test)は椅子から立って歩き、戻って座るまでの時間で、短いほど良好である。正しくは、フレイルではTUG時間が長くなる。
❌ 誤り。TUG(Timed Up and Go Test)は椅子から立って歩き、戻って座るまでの時間で、短いほど良好である。正しくは、フレイルではTUG時間が長くなる。
3. 長座位前屈距離が短くなる。
❌ 誤り。長座位体前屈は柔軟性の指標で、フレイルの判定項目(Friedの基準・J-CHS基準)に含まれない。正しくは、フレイルの特徴として低下をみるのは体重・握力(筋力)・歩行速度・身体活動量と、疲労感の増加である。
❌ 誤り。長座位体前屈は柔軟性の指標で、フレイルの判定項目(Friedの基準・J-CHS基準)に含まれない。正しくは、フレイルの特徴として低下をみるのは体重・握力(筋力)・歩行速度・身体活動量と、疲労感の増加である。
4. 運動負荷時のBorg指数が低値になる。
❌ 誤り。Borg指数は自覚的運動強度で、体力が落ちていると同じ負荷をよりきつく感じる。正しくは、フレイルでは同じ運動負荷でBorg指数は高値になりやすい。
❌ 誤り。Borg指数は自覚的運動強度で、体力が落ちていると同じ負荷をよりきつく感じる。正しくは、フレイルでは同じ運動負荷でBorg指数は高値になりやすい。
5. FBS〈Functional balance scale〉が低値になる。
✅ 正しい。FBSは立ち上がり・立位保持・リーチ・方向転換・片脚立ちなど14項目、56点満点のバランス検査で、筋力低下とバランス能力の低下があるフレイル高齢者では得点が下がる。
✅ 正しい。FBSは立ち上がり・立位保持・リーチ・方向転換・片脚立ちなど14項目、56点満点のバランス検査で、筋力低下とバランス能力の低下があるフレイル高齢者では得点が下がる。
【試験対策ポイント】
フレイルの判定(Friedの基準)の5項目:体重減少・筋力(握力)低下・疲労感・歩行速度低下・身体活動量低下。3項目以上でフレイル、1〜2項目でプレフレイル。
| 指標 | 良好 | フレイル |
|---|---|---|
| TUG | 短い | 長い |
| FBS | 高い | 低い |
| 同じ負荷のBorg指数 | 低い | 高い |
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