第59回 作業療法士国家試験 午後 第83問
臨床医学第59回午後
第59回 作業療法士国家試験 午後 第83問(臨床医学)の正答は 4 です。不動・臥床が続くと下肢の筋ポンプが働かず静脈血がうっ滞するため、Virchowの3徴(血流のうっ滞・血管内皮障害・凝固能亢進)のうち血流うっ滞がそろい、深部静脈血栓を生じやすい。
問題
不動による廃用症候群で生じやすい病態はどれか。
- 1. 安静時心拍数の低下
- 2. 間質性肺疾患
- 3. 自律神経過反射
- 4. 深部静脈血栓 ✓
- 5. 低カルシウム血症
正答:4番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 86.4%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:4番 — 深部静脈血栓
不動・臥床が続くと下肢の筋ポンプが働かず静脈血がうっ滞するため、Virchowの3徴(血流のうっ滞・血管内皮障害・凝固能亢進)のうち血流うっ滞がそろい、深部静脈血栓を生じやすい。
【各選択肢の解説】
1. 安静時心拍数の低下
❌ 誤り。臥床が続くと循環血液量と1回拍出量が減り、心拍数でそれを補う。正しくは、廃用では安静時心拍数は増加する。
❌ 誤り。臥床が続くと循環血液量と1回拍出量が減り、心拍数でそれを補う。正しくは、廃用では安静時心拍数は増加する。
2. 間質性肺疾患
❌ 誤り。間質性肺疾患は膠原病・薬剤・粉じん吸入・特発性などで肺の間質に炎症や線維化が起こる病気で、不動では生じない。正しくは、不動で生じやすい呼吸器の病態は沈下性肺炎・無気肺である。
❌ 誤り。間質性肺疾患は膠原病・薬剤・粉じん吸入・特発性などで肺の間質に炎症や線維化が起こる病気で、不動では生じない。正しくは、不動で生じやすい呼吸器の病態は沈下性肺炎・無気肺である。
3. 自律神経過反射
❌ 誤り。自律神経過反射は第6胸髄(T6)より高位の脊髄損傷で、損傷部より下の刺激(膀胱充満・便秘など)をきっかけに発作性の高血圧・徐脈・頭痛が起こる病態である。正しくは、脊髄損傷に特有の合併症で、不動一般では生じない。
❌ 誤り。自律神経過反射は第6胸髄(T6)より高位の脊髄損傷で、損傷部より下の刺激(膀胱充満・便秘など)をきっかけに発作性の高血圧・徐脈・頭痛が起こる病態である。正しくは、脊髄損傷に特有の合併症で、不動一般では生じない。
4. 深部静脈血栓
✅ 正しい。下腿の筋収縮による静脈還流が失われ、下肢深部静脈の血流が滞る。血栓が遊離すると肺塞栓症を起こすため、早期離床・足関節の自動運動・弾性ストッキングなどで予防する。
✅ 正しい。下腿の筋収縮による静脈還流が失われ、下肢深部静脈の血流が滞る。血栓が遊離すると肺塞栓症を起こすため、早期離床・足関節の自動運動・弾性ストッキングなどで予防する。
5. 低カルシウム血症
❌ 誤り。不動では骨への荷重刺激がなくなり骨吸収が進む。正しくは、骨から溶け出したカルシウムで高カルシウム尿症・高カルシウム血症(特に若年者)を生じうる。
❌ 誤り。不動では骨への荷重刺激がなくなり骨吸収が進む。正しくは、骨から溶け出したカルシウムで高カルシウム尿症・高カルシウム血症(特に若年者)を生じうる。
【試験対策ポイント】
| 系統 | 不動・臥床で生じやすいもの |
|---|---|
| 循環 | 安静時心拍数↑・起立性低血圧・深部静脈血栓→肺塞栓 |
| 呼吸 | 沈下性肺炎・無気肺 |
| 骨・代謝 | 骨萎縮(骨粗鬆症)・高カルシウム尿症/血症 |
| 筋・関節 | 筋萎縮・関節拘縮 |
📗 OTカコモンの学習教材
この問題でつまずいた範囲は、OT国試ノート「内科学」第6章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)全科目セット 850円・買い切り / 31科目・全130章。運動学は無料で読めます。購入するとOTカコモンの広告も消えます。
スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
作業療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
- 📚12年分・約2,400問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化
登録30秒・ずっと無料
🗺️
ST-Toolbox の無料サービス
リハ就職マップ | OTの就職先を公的データから探す
見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(身体障害・精神障害・発達障害・老年期)と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国20,364か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。
別タブでさがす →
関連
スポンサーリンク(広告)