第59回 作業療法士国家試験 午後 第94問
臨床医学第59回午後
第59回 作業療法士国家試験 午後 第94問(臨床医学)の正答は 5 です。骨転移には、骨を溶かす溶骨性と、骨を過剰に作る造骨性がある。
問題
転移性骨腫瘍で正しいのはどれか。
- 1. 頭蓋骨に好発する。
- 2. 前立腺癌では溶骨性転移が多い。
- 3. 高率に低カルシウム血症をきたす。
- 4. 痛みには温熱療法が第一選択となる。
- 5. 造骨性の骨転移では病的骨折は少ない。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 28.6%参考値
28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 造骨性の骨転移では病的骨折は少ない。
骨転移には、骨を溶かす溶骨性と、骨を過剰に作る造骨性がある。造骨性転移は骨が硬化して形が保たれるため、溶骨性転移に比べて病的骨折が少ない。
【各選択肢の解説】
1. 頭蓋骨に好発する。
❌ 誤り。正しくは、骨転移は血流の多い赤色髄のある体幹の骨に多く、脊椎が最も多く、次いで骨盤・大腿骨・肋骨などに好発する。
❌ 誤り。正しくは、骨転移は血流の多い赤色髄のある体幹の骨に多く、脊椎が最も多く、次いで骨盤・大腿骨・肋骨などに好発する。
2. 前立腺癌では溶骨性転移が多い。
❌ 誤り。正しくは、前立腺癌の骨転移は造骨性が多い。溶骨性転移が多いのは肺癌・腎癌・甲状腺癌などである。
❌ 誤り。正しくは、前立腺癌の骨転移は造骨性が多い。溶骨性転移が多いのは肺癌・腎癌・甲状腺癌などである。
3. 高率に低カルシウム血症をきたす。
❌ 誤り。正しくは、溶骨性転移では骨から溶け出したカルシウムで高カルシウム血症をきたす。
❌ 誤り。正しくは、溶骨性転移では骨から溶け出したカルシウムで高カルシウム血症をきたす。
4. 痛みには温熱療法が第一選択となる。
❌ 誤り。腫瘍のある部位への温熱療法は避ける。正しくは、骨転移の痛みには放射線療法・鎮痛薬(オピオイドを含む)・骨修飾薬(ビスホスホネート・デノスマブ)を用いる。
❌ 誤り。腫瘍のある部位への温熱療法は避ける。正しくは、骨転移の痛みには放射線療法・鎮痛薬(オピオイドを含む)・骨修飾薬(ビスホスホネート・デノスマブ)を用いる。
5. 造骨性の骨転移では病的骨折は少ない。
✅ 正しい。溶骨性転移では骨が欠けて強度が落ち骨折しやすいが、造骨性転移では骨が硬化して形が保たれるため、病的骨折は比較的少ない。
✅ 正しい。溶骨性転移では骨が欠けて強度が落ち骨折しやすいが、造骨性転移では骨が硬化して形が保たれるため、病的骨折は比較的少ない。
【試験対策ポイント】
| 型 | 主な原発巣 | 特徴 |
|---|---|---|
| 溶骨性 | 肺癌・腎癌・甲状腺癌 | 病的骨折・高カルシウム血症が起こりやすい |
| 造骨性 | 前立腺癌 | 病的骨折は比較的少ない |
好発部位は脊椎が最多(頭蓋骨ではない)。
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