第59回 作業療法士国家試験 午後 第97問
臨床心理学第59回午後
第59回 作業療法士国家試験 午後 第97問(臨床心理学)の正答は 2 です。せん妄は身体疾患・薬剤・手術などをきっかけに急に起こる軽い意識障害で、注意や認知の障害が一日の中で変動する。
問題
せん妄で正しいのはどれか。
- 1. 認知機能は保たれる。
- 2. 高齢は危険因子となる。 ✓
- 3. 睡眠覚醒リズムは保たれる。
- 4. 症状の経過は不可逆的である。
- 5. 夜間に起こることはまれである。
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 85.3%やさしい
34人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 高齢は危険因子となる。
せん妄は身体疾患・薬剤・手術などをきっかけに急に起こる軽い意識障害で、注意や認知の障害が一日の中で変動する。高齢は脳の予備力が低く、せん妄の代表的な危険因子(準備因子)である。
【各選択肢の解説】
1. 認知機能は保たれる。
❌ 誤り。正しくは、せん妄では注意障害・見当識障害・記憶障害など認知機能が急に障害される。
❌ 誤り。正しくは、せん妄では注意障害・見当識障害・記憶障害など認知機能が急に障害される。
2. 高齢は危険因子となる。
✅ 正しい。高齢者は脳の予備力が低く、身体疾患・薬・環境の変化といったきっかけでせん妄を起こしやすい。認知症の存在も強い危険因子である。
✅ 正しい。高齢者は脳の予備力が低く、身体疾患・薬・環境の変化といったきっかけでせん妄を起こしやすい。認知症の存在も強い危険因子である。
3. 睡眠覚醒リズムは保たれる。
❌ 誤り。正しくは、せん妄では睡眠覚醒リズムが乱れ、昼間の傾眠や夜間の不眠・興奮(昼夜逆転)がみられる。
❌ 誤り。正しくは、せん妄では睡眠覚醒リズムが乱れ、昼間の傾眠や夜間の不眠・興奮(昼夜逆転)がみられる。
4. 症状の経過は不可逆的である。
❌ 誤り。正しくは、せん妄は原因(身体疾患・薬剤など)を取り除けば改善しうる可逆的な状態である。
❌ 誤り。正しくは、せん妄は原因(身体疾患・薬剤など)を取り除けば改善しうる可逆的な状態である。
5. 夜間に起こることはまれである。
❌ 誤り。正しくは、せん妄は夕方から夜間に起こりやすく・悪化しやすい(夜間せん妄)。
❌ 誤り。正しくは、せん妄は夕方から夜間に起こりやすく・悪化しやすい(夜間せん妄)。
【試験対策ポイント】
| 項目 | せん妄 | 認知症 |
|---|---|---|
| 発症 | 急性(時間〜日の単位) | 緩徐 |
| 意識 | 障害あり(変動) | 原則として清明 |
| 経過 | 日内変動・可逆的 | 慢性・進行性 |
| 睡眠覚醒 | リズムが乱れる | 進行すると乱れる |
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