第60回 作業療法士国家試験 午前 第6問
身体障害作業療法第60回午前
第60回 作業療法士国家試験 午前 第6問(身体障害作業療法)の正答は 1・5 です。第4頸髄節まで機能残存の完全麻痺では、上肢の筋はほぼ働かず、頭頸部の運動が残る。
問題
35歳の男性。交通事故により頸髄損傷完全麻痺(第4頸髄節まで機能残存)で回復期リハビリテーション病棟に入院中である。60歳代の父母との同居を見据えて作業療法を実施している。介助量軽減に向けた支援機器・自助具(別冊No. 2)を別に示す。導入で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. ① ✓
- 2. ②
- 3. ③
- 4. ④
- 5. ⑤ ✓
正答:1・5番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 53.7%標準
41人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1・5番 — ①・⑤
第4頸髄節まで機能残存の完全麻痺では、上肢の筋はほぼ働かず、頭頸部の運動が残る。介助者の負担を減らす移動用リフトと、口でくわえて操作するマウススティックが適応になる。手や上肢の筋力を前提とする機器は適応外である。
【各選択肢の解説】
1. ①
✅ 正しい(=正答)。移動用リフトは、全介助となる移乗を介助者の力に頼らず行える。60歳代の両親の介助量を減らす目的に合う。
✅ 正しい(=正答)。移動用リフトは、全介助となる移乗を介助者の力に頼らず行える。60歳代の両親の介助量を減らす目的に合う。
2. ②
❌ 誤り。ジョイスティック付き電動車椅子は手でレバーを操作する。第4頸髄節までの残存では手での操作は難しい。正しくは、顎や頭部で操作する入力装置に替えた電動車椅子が検討の対象になる。
❌ 誤り。ジョイスティック付き電動車椅子は手でレバーを操作する。第4頸髄節までの残存では手での操作は難しい。正しくは、顎や頭部で操作する入力装置に替えた電動車椅子が検討の対象になる。
3. ③
❌ 誤り。万能カフは手に巻いてスプーンなどを保持する自助具で、肩・肘の筋で口元まで運ぶ必要がある。正しくは、肩・肘の筋が働くC5以下の残存レベルで用いる。
❌ 誤り。万能カフは手に巻いてスプーンなどを保持する自助具で、肩・肘の筋で口元まで運ぶ必要がある。正しくは、肩・肘の筋が働くC5以下の残存レベルで用いる。
4. ④
❌ 誤り。ポータブルスプリングバランサーは上肢の重さを支えて弱い筋力でも腕を動かせるようにする機器で、肩・肘にある程度の筋活動が必要である。正しくは、三角筋や上腕二頭筋が弱いながら働くC5レベルなどで用いる。
❌ 誤り。ポータブルスプリングバランサーは上肢の重さを支えて弱い筋力でも腕を動かせるようにする機器で、肩・肘にある程度の筋活動が必要である。正しくは、三角筋や上腕二頭筋が弱いながら働くC5レベルなどで用いる。
5. ⑤
✅ 正しい(=正答)。マウススティックは口にくわえ、頭頸部の動きでページめくりやキーボード操作を行う。頭頸部の運動が残るC4レベルで、本人が自分で行える活動を増やせる。
✅ 正しい(=正答)。マウススティックは口にくわえ、頭頸部の動きでページめくりやキーボード操作を行う。頭頸部の運動が残るC4レベルで、本人が自分で行える活動を増やせる。
【試験対策ポイント】
| 残存レベル | 使える主な機器・自助具 |
|---|---|
| C4 | マウススティック、顎・頭部操作の電動車椅子、環境制御装置、移動用リフト(介助用) |
| C5 | ポータブルスプリングバランサー、万能カフ、手で操作する電動車椅子 |
| C6 | 万能カフ、手動車椅子(ハンドリムの工夫) |
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