第60回 作業療法士国家試験 午前 第16問
精神障害作業療法第60回午前
第60回 作業療法士国家試験 午前 第16問(精神障害作業療法)の正答は 2 です。人前で話すなど他者に注目される場面に限って強い緊張と身体症状(動悸・発汗・腹痛)が出て、そうした場面を避けている。
問題
30歳の男性。会社員。中学生の頃より人前で話すときに緊張が強くなり、人と会うのを避けるようになった。大学卒業後に就職し、顧客との交渉が多い部署に配属となった。プレゼンテーションの際には動悸、発汗および腹痛が出現し、うまく行えなかった。仕事の業績も落ち込んだため精神科を受診した。最も考えられるのはどれか。
- 1. 持続性抑うつ症〈気分変調症〉
- 2. 社交不安症〈社交不安障害〉 ✓
- 3. 身体症状症
- 4. 全般不安症〈全般性不安障害〉
- 5. パニック症〈パニック障害〉
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 81.8%やさしい
44人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 社交不安症〈社交不安障害〉
人前で話すなど他者に注目される場面に限って強い緊張と身体症状(動悸・発汗・腹痛)が出て、そうした場面を避けている。これは社交不安症の特徴である。
【各選択肢の解説】
1. 持続性抑うつ症〈気分変調症〉
❌ 誤り。抑うつ気分が長期間(成人で2年以上)続く病態である。正しくは、本例の中心は抑うつ気分ではなく、人前での緊張と回避である。
❌ 誤り。抑うつ気分が長期間(成人で2年以上)続く病態である。正しくは、本例の中心は抑うつ気分ではなく、人前での緊張と回避である。
2. 社交不安症〈社交不安障害〉
✅ 正しい(=正答)。他者から注目・評価される場面への強い不安とその場面の回避が特徴で、動悸・発汗などの身体症状を伴う。中学生頃からの発症も典型的である。
✅ 正しい(=正答)。他者から注目・評価される場面への強い不安とその場面の回避が特徴で、動悸・発汗などの身体症状を伴う。中学生頃からの発症も典型的である。
3. 身体症状症
❌ 誤り。身体症状に対して過度な考え・不安・時間を費やし、生活に支障をきたす病態である。正しくは、本例の身体症状は人前の場面に限って出る不安の症状である。
❌ 誤り。身体症状に対して過度な考え・不安・時間を費やし、生活に支障をきたす病態である。正しくは、本例の身体症状は人前の場面に限って出る不安の症状である。
4. 全般不安症〈全般性不安障害〉
❌ 誤り。日常の多くの出来事について、制御しにくい過剰な心配が長く続く病態である。正しくは、本例の不安は人前の場面に限られている。
❌ 誤り。日常の多くの出来事について、制御しにくい過剰な心配が長く続く病態である。正しくは、本例の不安は人前の場面に限られている。
5. パニック症〈パニック障害〉
❌ 誤り。予期しないパニック発作がくり返し起こり、また起こるのではという予期不安が続く病態である。正しくは、本例の症状は人前で話すという特定の場面で起こる。
❌ 誤り。予期しないパニック発作がくり返し起こり、また起こるのではという予期不安が続く病態である。正しくは、本例の症状は人前で話すという特定の場面で起こる。
【試験対策ポイント】
| 疾患 | 不安の対象 |
|---|---|
| 社交不安症 | 人前・他者の評価を受ける場面 |
| 全般不安症 | 日常の多くの事柄 |
| パニック症 | 予期しない発作そのもの |
| 限局性恐怖症 | 特定の対象(高所・動物など) |
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