第60回 作業療法士国家試験 午前 第24問
作業療法管理学第60回午前
第60回 作業療法士国家試験 午前 第24問(作業療法管理学)の正答は 3 です。研究デザインごとのエビデンスレベルの序列を問う問題である。
問題
エビデンスレベルが最も高いのはどれか。
- 1. 横断研究
- 2. コホート研究
- 3. メタアナリシス ✓
- 4. 無作為化比較試験
- 5. ケースコントロール研究
正答:3番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 67.7%標準
31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — メタアナリシス
研究デザインごとのエビデンスレベルの序列を問う問題である。複数の研究(特に無作為化比較試験)の結果を統計的に統合するメタアナリシスが最上位に置かれる。
【各選択肢の解説】
1. 横断研究
❌ 誤り。一時点で要因と結果を同時に調べるため、どちらが先かが分からず、因果関係を示す力は弱い。正しくは、観察研究の中でも低めのレベルに置かれる。
❌ 誤り。一時点で要因と結果を同時に調べるため、どちらが先かが分からず、因果関係を示す力は弱い。正しくは、観察研究の中でも低めのレベルに置かれる。
2. コホート研究
❌ 誤り。要因の有無で分けた集団を追跡する観察研究で、割り付けをしないため交絡が残りうる。正しくは、無作為化比較試験より下、症例対照研究より上のレベルに置かれる。
❌ 誤り。要因の有無で分けた集団を追跡する観察研究で、割り付けをしないため交絡が残りうる。正しくは、無作為化比較試験より下、症例対照研究より上のレベルに置かれる。
3. メタアナリシス
✅ 正しい(=正答)。複数の研究結果を系統的に集めて統計的に統合するため、個々の研究より偶然や偏りの影響が小さくなる。無作為化比較試験のメタアナリシスが最上位に置かれる。
✅ 正しい(=正答)。複数の研究結果を系統的に集めて統計的に統合するため、個々の研究より偶然や偏りの影響が小さくなる。無作為化比較試験のメタアナリシスが最上位に置かれる。
4. 無作為化比較試験
❌ 誤り。単独の研究デザインとしては最も高いが、最上位ではない。正しくは、複数の無作為化比較試験を統合したメタアナリシスの1段下に置かれる。
❌ 誤り。単独の研究デザインとしては最も高いが、最上位ではない。正しくは、複数の無作為化比較試験を統合したメタアナリシスの1段下に置かれる。
5. ケースコントロール研究
❌ 誤り。結果(疾病)の有無から過去の要因をさかのぼって比べるため、思い出しの偏りなどが入りやすい。正しくは、コホート研究より下のレベルに置かれる。
❌ 誤り。結果(疾病)の有無から過去の要因をさかのぼって比べるため、思い出しの偏りなどが入りやすい。正しくは、コホート研究より下のレベルに置かれる。
【試験対策ポイント】
エビデンスレベルの序列(高→低、Minds の分類など)
| 順 | 研究デザイン |
|---|---|
| 1 | 無作為化比較試験のシステマティックレビュー・メタアナリシス |
| 2 | 無作為化比較試験 |
| 3 | 非無作為化比較試験 |
| 4 | コホート研究 |
| 5 | 症例対照研究・横断研究 |
| 6 | 症例報告・症例集積(記述研究) |
| 7 | 専門家の意見 |
「単独では最も強い無作為化比較試験」と「それを束ねたメタアナリシス」の取り違えがひっかけである。
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