第60回 作業療法士国家試験 午前 第38問
身体障害作業療法第60回午前
第60回 作業療法士国家試験 午前 第38問(身体障害作業療法)の正答は 5 です。脳卒中治療ガイドライン2021で、軽度から中等度の上肢麻痺に対し、麻痺側上肢を強制使用させる訓練(CI療法など)は「行うよう勧められる」推奨度Aとされ、選択肢の中で最も高い。
問題
脳卒中治療ガイドライン2021のリハビリテーションで推奨グレードが最も高いのはどれか。
- 1. 運動障害に対する薬物療法
- 2. 半側空間無視に対する鏡像を用いた訓練
- 3. 中枢性疼痛に対する反復性経頭蓋磁気刺激
- 4. 摂食嚥下障害に対するバルーンカテーテル訓練
- 5. 軽度から中等度の上肢麻痺に対する麻痺側上肢を強制使用させる訓練 ✓
正答:5番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 52.8%標準
36人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 軽度から中等度の上肢麻痺に対する麻痺側上肢を強制使用させる訓練
脳卒中治療ガイドライン2021で、軽度から中等度の上肢麻痺に対し、麻痺側上肢を強制使用させる訓練(CI療法など)は「行うよう勧められる」推奨度Aとされ、選択肢の中で最も高い。
【各選択肢の解説】
1. 運動障害に対する薬物療法
❌ 誤り。運動機能の回復を促す目的の薬物療法は、効果を示す根拠が十分でない。正しくは、推奨度は強制使用の訓練より低く、強く勧められる治療ではない。
❌ 誤り。運動機能の回復を促す目的の薬物療法は、効果を示す根拠が十分でない。正しくは、推奨度は強制使用の訓練より低く、強く勧められる治療ではない。
2. 半側空間無視に対する鏡像を用いた訓練
❌ 誤り。鏡を用いた訓練は、半側空間無視に対して視覚探索訓練やプリズム適応などと並ぶ方法の1つとして挙げられる程度である。正しくは、推奨度は強制使用の訓練より低い。
❌ 誤り。鏡を用いた訓練は、半側空間無視に対して視覚探索訓練やプリズム適応などと並ぶ方法の1つとして挙げられる程度である。正しくは、推奨度は強制使用の訓練より低い。
3. 中枢性疼痛に対する反復性経頭蓋磁気刺激
❌ 誤り。中枢性疼痛に対するrTMSは、効果を示す報告はあるが根拠は限られる。正しくは、推奨度は強制使用の訓練より低い。
❌ 誤り。中枢性疼痛に対するrTMSは、効果を示す報告はあるが根拠は限られる。正しくは、推奨度は強制使用の訓練より低い。
4. 摂食嚥下障害に対するバルーンカテーテル訓練
❌ 誤り。バルーンカテーテルによる訓練は、主に食道入口部の開大不全に対して用いられる方法である。正しくは、推奨度は強制使用の訓練より低い。
❌ 誤り。バルーンカテーテルによる訓練は、主に食道入口部の開大不全に対して用いられる方法である。正しくは、推奨度は強制使用の訓練より低い。
5. 軽度から中等度の上肢麻痺に対する麻痺側上肢を強制使用させる訓練
✅ 正しい(=正答)。非麻痺側上肢の使用を制限し、麻痺側上肢を集中的に使わせる訓練で、上肢機能と生活での使用を改善する根拠が多い。推奨度Aで、選択肢の中で最も高い。
✅ 正しい(=正答)。非麻痺側上肢の使用を制限し、麻痺側上肢を集中的に使わせる訓練で、上肢機能と生活での使用を改善する根拠が多い。推奨度Aで、選択肢の中で最も高い。
【試験対策ポイント】
- CI療法は「軽度から中等度の麻痺」が対象で、随意運動がほとんどない重度麻痺は対象にならない
- 上肢麻痺への強制使用・集中的な使用の訓練は、脳卒中リハビリテーションで強く勧められる介入として押さえる
- 「どの障害に対する訓練か」の組み合わせまで含めて読む
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