第60回 作業療法士国家試験 午前 第63問
生理学第60回午前
第60回 作業療法士国家試験 午前 第63問(生理学)の正答は 5 です。自律神経の構造と伝達物質を問う。
問題
自律神経で正しいのはどれか。
- 1. 節後線維は有髄線維である。
- 2. 随意的に内臓の機能を調節する。
- 3. 断続的に臓器へインパルスを発する。
- 4. 汗腺は交感神経と副交感神経の二重支配である。
- 5. 節前線維の末端からアセチルコリンが放出される。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 67.3%標準
55人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 節前線維の末端からアセチルコリンが放出される。
自律神経の構造と伝達物質を問う。交感神経・副交感神経とも、節前線維の末端(自律神経節)ではアセチルコリンが放出される。
【各選択肢の解説】
1. 節後線維は有髄線維である。
❌ 誤り。節後線維は髄鞘をもたない。正しくは節後線維は無髄線維(C線維)で、有髄なのは節前線維(B線維)である。
❌ 誤り。節後線維は髄鞘をもたない。正しくは節後線維は無髄線維(C線維)で、有髄なのは節前線維(B線維)である。
2. 随意的に内臓の機能を調節する。
❌ 誤り。自律神経は意思で動かせない。正しくは不随意的に(意識とは無関係に)内臓・血管・腺の機能を調節する。
❌ 誤り。自律神経は意思で動かせない。正しくは不随意的に(意識とは無関係に)内臓・血管・腺の機能を調節する。
3. 断続的に臓器へインパルスを発する。
❌ 誤り。自律神経は臓器へ絶えずインパルスを送っている。正しくは持続的に発しており(緊張性支配)、その頻度の増減で臓器の活動を調節する。
❌ 誤り。自律神経は臓器へ絶えずインパルスを送っている。正しくは持続的に発しており(緊張性支配)、その頻度の増減で臓器の活動を調節する。
4. 汗腺は交感神経と副交感神経の二重支配である。
❌ 誤り。汗腺は副交感神経の支配を受けない。正しくは交感神経だけの支配であり、その節後線維はアセチルコリンを放出する(コリン作動性)。
❌ 誤り。汗腺は副交感神経の支配を受けない。正しくは交感神経だけの支配であり、その節後線維はアセチルコリンを放出する(コリン作動性)。
5. 節前線維の末端からアセチルコリンが放出される。(=正答)
✅ 正しい。節前線維の末端からアセチルコリンが放出され、節後ニューロンのニコチン受容体に作用する。
✅ 正しい。節前線維の末端からアセチルコリンが放出され、節後ニューロンのニコチン受容体に作用する。
【試験対策ポイント】
| 部位 | 交感神経 | 副交感神経 |
|---|---|---|
| 節前線維の伝達物質 | アセチルコリン | アセチルコリン |
| 節後線維の伝達物質 | 主にノルアドレナリン(汗腺はアセチルコリン) | アセチルコリン |
二重支配でない例(交感神経のみ):汗腺・立毛筋・多くの血管。ひっかけは「汗腺の伝達物質がアセチルコリン」なのを「副交感神経支配」と取り違えさせる点にある。
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