第60回 作業療法士国家試験 午前 第88問
臨床医学第60回午前
第60回 作業療法士国家試験 午前 第88問(臨床医学)の正答は 3 です。胃の壁細胞が出す内因子はビタミンB₁₂と結びつき、回腸末端での吸収に欠かせない。
問題
胃全摘出術後の悪性貧血に関与するのはどれか。
- 1. ビタミンB₁
- 2. ビタミンB₂
- 3. ビタミンB₁₂ ✓
- 4. ビタミンC
- 5. ビタミンD
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 67.6%標準
34人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — ビタミンB₁₂
胃の壁細胞が出す内因子はビタミンB₁₂と結びつき、回腸末端での吸収に欠かせない。胃全摘で内因子がなくなるとB₁₂が吸収できず、DNA合成が障害されて巨赤芽球性貧血(悪性貧血)が起こる。
【各選択肢の解説】
1. ビタミンB₁
❌ 誤り。B₁(チアミン)の吸収に内因子は関わらない。正しくはB₁欠乏は脚気やWernicke脳症の原因となる。
❌ 誤り。B₁(チアミン)の吸収に内因子は関わらない。正しくはB₁欠乏は脚気やWernicke脳症の原因となる。
2. ビタミンB₂
❌ 誤り。B₂(リボフラビン)は内因子と関係しない。正しくはB₂欠乏は口角炎・口内炎・舌炎などを起こす。
❌ 誤り。B₂(リボフラビン)は内因子と関係しない。正しくはB₂欠乏は口角炎・口内炎・舌炎などを起こす。
3. ビタミンB₁₂(=正答)
✅ 正しい。内因子を失うとB₁₂が吸収されない。肝臓に貯蔵があるため、貧血は術後すぐではなく数年たってから現れるのが典型である。
✅ 正しい。内因子を失うとB₁₂が吸収されない。肝臓に貯蔵があるため、貧血は術後すぐではなく数年たってから現れるのが典型である。
4. ビタミンC
❌ 誤り。ビタミンCは内因子と関係せず、巨赤芽球性貧血の原因でもない。正しくはC欠乏は壊血病(歯肉出血などの出血傾向)を起こす。
❌ 誤り。ビタミンCは内因子と関係せず、巨赤芽球性貧血の原因でもない。正しくはC欠乏は壊血病(歯肉出血などの出血傾向)を起こす。
5. ビタミンD
❌ 誤り。ビタミンDは赤血球の産生に直接関わらない。正しくはD欠乏はくる病(小児)・骨軟化症(成人)を起こす。
❌ 誤り。ビタミンDは赤血球の産生に直接関わらない。正しくはD欠乏はくる病(小児)・骨軟化症(成人)を起こす。
【試験対策ポイント】
| ビタミン | 欠乏症 |
|---|---|
| B₁ | 脚気・Wernicke脳症 |
| B₂ | 口角炎・口内炎・舌炎 |
| B₁₂ | 巨赤芽球性貧血・亜急性連合性脊髄変性症 |
| C | 壊血病 |
| D | くる病・骨軟化症 |
B₁₂の流れ:胃(内因子)→回腸末端(吸収)。胃全摘・回腸切除のどちらでも欠乏しうる。
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