OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第60回 作業療法士国家試験 午前 第89問

臨床医学第60回午前

第60回 作業療法士国家試験 午前 第89問(臨床医学)の正答は 5 です。頻度は高くないが、見逃して進行すると関節の障害が残るため早期発見が重視される。

問題
肘離断性骨軟骨炎で誤っているのはどれか。
  1. 1. 10〜20代に多い。
  2. 2. 投球を伴うスポーツで多い。
  3. 3. 初期では保存療法が第一選択である。
  4. 4. 超音波画像は初期診断に有用である。
  5. 5. 学童期の野球選手の有病率は20〜30%である。 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 58.3%標準

36人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 学童期の野球選手の有病率は20〜30%である。

誤っている記述を選ぶ。肘離断性骨軟骨炎(上腕骨小頭に生じる)は少年野球選手にみられる重要な障害だが、有病率は数%程度と報告されており、20〜30%は高すぎる。


【各選択肢の解説】

1. 10〜20代に多い。
✅ 正しい。成長期の投球動作の繰り返しで生じ、発症は小学校高学年から中学生ごろに多い。10〜20代の範囲に入る。
2. 投球を伴うスポーツで多い。
✅ 正しい。投球で肘の外側(腕橈関節)に圧迫・剪断力が繰り返しかかることが発症に関わり、野球に多い。
3. 初期では保存療法が第一選択である。
✅ 正しい。初期(透亮期)は投球を中止するなどの保存療法で修復が期待でき、これが第一選択である。進行して不安定な病巣や遊離体があれば手術を考える。
4. 超音波画像は初期診断に有用である。
✅ 正しい。超音波で上腕骨小頭の軟骨下骨の不整を早期にとらえられ、症状の出る前に見つける野球肘検診にも使われている。
5. 学童期の野球選手の有病率は20〜30%である。(=正答)
❌ 誤り。数値が過大である。正しくは学童期野球選手での有病率は数%程度と報告されている。

【試験対策ポイント】

  • 部位:上腕骨小頭(肘の外側)
  • 好発:成長期の野球選手
  • 初期の発見:超音波検査(検診)
  • 治療:初期は投球中止などの保存療法、進行例は手術
頻度は高くないが、見逃して進行すると関節の障害が残るため早期発見が重視される。

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