第60回 作業療法士国家試験 午後 第4問
身体障害作業療法第60回午後
第60回 作業療法士国家試験 午後 第4問(身体障害作業療法)の正答は 3 です。写真は前腕の途中から先が欠けた先天性の上肢欠損である。
問題
21歳の女性。先天性の右上肢欠損。上肢の写真(別冊No. 2)を別に示す。起こり得る2次性の障害で最もみられるのはどれか。
- 1. 幻肢痛
- 2. 神経腫
- 3. 側弯症 ✓
- 4. 断端浮腫
- 5. 骨断端の過成長
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 46.3%難問
41人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 側弯症
写真は前腕の途中から先が欠けた先天性の上肢欠損である。先天性欠損では切断手術を受けていないため、切断端に起こる合併症(幻肢痛・神経腫・断端浮腫・骨断端の過成長)は問題になりにくい。一方、左右の上肢の重さと使い方の差が成長期から続くため、体幹の非対称から側弯症が2次性の障害として起こり得る。
【各選択肢の解説】
1. 幻肢痛
❌ 誤り。幻肢痛は主に手術や外傷で四肢を失った後天性切断で問題になる。正しくは先天性欠損では幻肢痛はまれである。
❌ 誤り。幻肢痛は主に手術や外傷で四肢を失った後天性切断で問題になる。正しくは先天性欠損では幻肢痛はまれである。
2. 神経腫
❌ 誤り。神経腫は切断時に切った神経の断端が再生しようとしてできる。正しくは切断手術を受けていない先天性欠損では起こりにくい。
❌ 誤り。神経腫は切断時に切った神経の断端が再生しようとしてできる。正しくは切断手術を受けていない先天性欠損では起こりにくい。
3. 側弯症
✅ 正しい。(=正答)片側上肢の重さの不足と、健側ばかりを使う非対称な動作が長く続くことで、脊柱が側方に弯曲しやすい。
✅ 正しい。(=正答)片側上肢の重さの不足と、健側ばかりを使う非対称な動作が長く続くことで、脊柱が側方に弯曲しやすい。
4. 断端浮腫
❌ 誤り。断端浮腫は切断術後に断端の循環が変わって起こる。正しくは主に後天性切断の術後早期に問題になり、21歳の先天性欠損では問題になりにくい。
❌ 誤り。断端浮腫は切断術後に断端の循環が変わって起こる。正しくは主に後天性切断の術後早期に問題になり、21歳の先天性欠損では問題になりにくい。
5. 骨断端の過成長
❌ 誤り。骨の切断端が成長して軟部組織を突き上げる合併症で、主に小児の後天性切断で問題になる。正しくは先天性欠損では起こりにくい。
❌ 誤り。骨の切断端が成長して軟部組織を突き上げる合併症で、主に小児の後天性切断で問題になる。正しくは先天性欠損では起こりにくい。
【試験対策ポイント】
| 合併症 | 主に問題になる場面 |
|---|---|
| 幻肢痛・神経腫・断端浮腫 | 後天性切断(術後) |
| 骨断端の過成長 | 小児の後天性切断 |
| 側弯症 | 片側欠損で体幹の非対称が続く場合 |
「先天性」と書いてあれば、切断手術に伴う合併症は起こりにくいと考える。
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