第60回 作業療法士国家試験 午後 第21問
臨床医学第60回午後
第60回 作業療法士国家試験 午後 第21問(臨床医学)の正答は 3 です。低血糖では、まず交感神経が刺激されて出る症状(動悸・発汗・手指振戦・不安・空腹感など)が現れ、さらに血糖が下がると脳のエネルギー不足による症状(頭痛・集中力低下・異常行動・意識障害・けいれん)が加わる。
問題
糖尿病患者の低血糖発作時の症状はどれか。
- 1. 胸痛
- 2. 口渇
- 3. 動悸 ✓
- 4. 腹痛
- 5. 手のしびれ
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 45.2%難問
42人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 動悸
低血糖では、まず交感神経が刺激されて出る症状(動悸・発汗・手指振戦・不安・空腹感など)が現れ、さらに血糖が下がると脳のエネルギー不足による症状(頭痛・集中力低下・異常行動・意識障害・けいれん)が加わる。選択肢の中で前者に当たるのは動悸である。
【各選択肢の解説】
1. 胸痛
❌ 誤り。胸痛は低血糖発作の代表的な症状として挙げられない。正しくは、胸痛は狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患でみられる症状である。
❌ 誤り。胸痛は低血糖発作の代表的な症状として挙げられない。正しくは、胸痛は狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患でみられる症状である。
2. 口渇
❌ 誤り。口渇は血糖が高い側の症状である。正しくは、高血糖による浸透圧利尿で体内の水分が失われるために起こり、多飲・多尿とともにみられる。
❌ 誤り。口渇は血糖が高い側の症状である。正しくは、高血糖による浸透圧利尿で体内の水分が失われるために起こり、多飲・多尿とともにみられる。
3. 動悸
✅ 正しい(=正答)。低血糖に対してアドレナリンなどが分泌され、交感神経症状として動悸(頻脈)が出る。
✅ 正しい(=正答)。低血糖に対してアドレナリンなどが分泌され、交感神経症状として動悸(頻脈)が出る。
4. 腹痛
❌ 誤り。腹痛は低血糖発作の代表的な症状として挙げられない。正しくは、糖尿病の急性合併症で腹痛がみられるのは高血糖側の糖尿病ケトアシドーシスである。
❌ 誤り。腹痛は低血糖発作の代表的な症状として挙げられない。正しくは、糖尿病の急性合併症で腹痛がみられるのは高血糖側の糖尿病ケトアシドーシスである。
5. 手のしびれ
❌ 誤り。手足のしびれは低血糖発作の代表的な症状ではない。正しくは、糖尿病では慢性合併症の糖尿病性神経障害(足先から始まる感覚障害)でしびれがみられる。
❌ 誤り。手足のしびれは低血糖発作の代表的な症状ではない。正しくは、糖尿病では慢性合併症の糖尿病性神経障害(足先から始まる感覚障害)でしびれがみられる。
【試験対策ポイント】
| 低血糖 | 高血糖 | |
|---|---|---|
| 主な症状 | 動悸・発汗・手指振戦・不安・空腹感 → 進むと意識障害・けいれん | 口渇・多飲・多尿・体重減少 |
| 皮膚 | 冷汗 | 乾燥 |
「冷や汗・ふるえ・動悸」=低血糖、「のどが渇く・尿が多い」=高血糖と、症状を血糖の高低で分けて覚える。
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