第60回 作業療法士国家試験 午後 第48問
精神障害作業療法第60回午後
第60回 作業療法士国家試験 午後 第48問(精神障害作業療法)の正答は 3 です。家族心理教育は、家族を病気の原因とみるのではなく支援の担い手と位置づけ、病気の知識と対処の技能を伝えて家族の対処能力を高めることを目指す。
問題
統合失調症の家族心理教育で正しいのはどれか。
- 1. 専門家が家族の範囲を決める。
- 2. 家族を精神疾患の原因と捉える。
- 3. 家族の対処能力が向上することを目指す。 ✓
- 4. 日常生活における家族の情緒的な巻き込まれを促す。
- 5. 感情表出の高い家族には患者との対面接触時間を長くさせる。
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 86.1%やさしい
36人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 家族の対処能力が向上することを目指す。
家族心理教育は、家族を病気の原因とみるのではなく支援の担い手と位置づけ、病気の知識と対処の技能を伝えて家族の対処能力を高めることを目指す。それが再発予防につながるため、3番が正しい。
【各選択肢の解説】
1. 専門家が家族の範囲を決める。
❌ 誤り。誰が家族として参加するかを専門家が一方的に決めるものではない。正しくは、本人や家族の意向を尊重して、参加する家族を決める。
❌ 誤り。誰が家族として参加するかを専門家が一方的に決めるものではない。正しくは、本人や家族の意向を尊重して、参加する家族を決める。
2. 家族を精神疾患の原因と捉える。
❌ 誤り。家族を原因とみる見方は、家族を責め、協力関係を損なう。正しくは、家族を本人を支える協力者・支援の担い手と捉える。
❌ 誤り。家族を原因とみる見方は、家族を責め、協力関係を損なう。正しくは、家族を本人を支える協力者・支援の担い手と捉える。
3. 家族の対処能力が向上することを目指す。
✅ 正しい(=正答)。病気の理解と対処の技能を身につけ、家族の負担を減らし、本人の再発予防につなげることが目的である。
✅ 正しい(=正答)。病気の理解と対処の技能を身につけ、家族の負担を減らし、本人の再発予防につなげることが目的である。
4. 日常生活における家族の情緒的な巻き込まれを促す。
❌ 誤り。情緒的な巻き込まれ(過度の心配・干渉)は高い感情表出(高EE)の要素の一つで、再発の危険を高める。正しくは、情緒的な巻き込まれを減らし、適度な距離を保てるよう援助する。
❌ 誤り。情緒的な巻き込まれ(過度の心配・干渉)は高い感情表出(高EE)の要素の一つで、再発の危険を高める。正しくは、情緒的な巻き込まれを減らし、適度な距離を保てるよう援助する。
5. 感情表出の高い家族には患者との対面接触時間を長くさせる。
❌ 誤り。高EEの家族との対面接触が長いほど、再発の危険が高まる。正しくは、対面接触の時間を減らすよう調整し、家族の関わり方を支援する。
❌ 誤り。高EEの家族との対面接触が長いほど、再発の危険が高まる。正しくは、対面接触の時間を減らすよう調整し、家族の関わり方を支援する。
【試験対策ポイント】
- 感情表出(EE)の高さを示す要素=批判的なコメント・敵意・情緒的な巻き込まれ。高EEの家族と暮らす患者は再発しやすい。
- 家族心理教育=家族を協力者と捉え、知識+対処技能で家族の対処能力を高める。
- 「家族=原因」「巻き込まれを促す」「高EEで接触を増やす」は逆の記述。
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