第60回 作業療法士国家試験 午後 第83問
臨床医学第60回午後
第60回 作業療法士国家試験 午後 第83問(臨床医学)の正答は 1・3 です。小脳は運動の協調と筋緊張の調整を担う。
問題
小脳障害でみられる症候はどれか。2つ選べ。
- 1. 筋緊張低下 ✓
- 2. 静止時振戦
- 3. ジスメトリー ✓
- 4. 深部感覚障害
- 5. 病的反射陽性
正答:1・3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 13.9%難問
36人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1・3番 — 筋緊張低下・ジスメトリー
小脳は運動の協調と筋緊張の調整を担う。小脳障害では筋緊張低下と、目標に対して動きが行き過ぎたり届かなかったりするジスメトリー(測定障害)がみられる。
【各選択肢の解説】
1. 筋緊張低下(=正答)
✅ 正しい。小脳障害では筋緊張が低下し、他動的に動かしたときの抵抗が弱くなる。
✅ 正しい。小脳障害では筋緊張が低下し、他動的に動かしたときの抵抗が弱くなる。
2. 静止時振戦
❌ 誤り。静止時振戦は安静時に現れ動かすと減る振戦で、Parkinson病(黒質・大脳基底核系の障害)の特徴である。正しくは小脳障害では動作時、特に目標に近づくときに強まる企図振戦がみられる。
❌ 誤り。静止時振戦は安静時に現れ動かすと減る振戦で、Parkinson病(黒質・大脳基底核系の障害)の特徴である。正しくは小脳障害では動作時、特に目標に近づくときに強まる企図振戦がみられる。
3. ジスメトリー(=正答)
✅ 正しい。測定障害のことで、鼻指鼻試験や踵膝試験で目標を行き過ぎたり手前で止まったりする。
✅ 正しい。測定障害のことで、鼻指鼻試験や踵膝試験で目標を行き過ぎたり手前で止まったりする。
4. 深部感覚障害
❌ 誤り。深部感覚は脊髄後索などを通る感覚で、小脳障害の症候には含まれない。正しくは深部感覚障害は後索や末梢神経の障害でみられ、その運動失調ではRomberg徴候が陽性になる点で小脳性と区別される。
❌ 誤り。深部感覚は脊髄後索などを通る感覚で、小脳障害の症候には含まれない。正しくは深部感覚障害は後索や末梢神経の障害でみられ、その運動失調ではRomberg徴候が陽性になる点で小脳性と区別される。
5. 病的反射陽性
❌ 誤り。Babinski反射などの病的反射は錐体路障害の徴候である。正しくは錐体路(上位運動ニューロン)の障害でみられる。
❌ 誤り。Babinski反射などの病的反射は錐体路障害の徴候である。正しくは錐体路(上位運動ニューロン)の障害でみられる。
【試験対策ポイント】
| 症候 | 障害部位 |
|---|---|
| 筋緊張低下・測定障害・企図振戦・反復拮抗運動不能 | 小脳 |
| 静止時振戦・固縮 | 大脳基底核(Parkinson病) |
| 深部感覚障害・Romberg徴候陽性 | 脊髄後索・末梢神経 |
| 病的反射・痙縮 | 錐体路 |
振戦は「いつ出るか」で分ける:安静時=Parkinson病、目標に近づくとき=小脳。
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