OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第60回 作業療法士国家試験 午後 第95問

保健医療福祉第60回午後

第60回 作業療法士国家試験 午後 第95問(保健医療福祉)の正答は 4 です。周術期の肺塞栓症は、主に下肢の深部静脈にできた血栓が肺動脈に詰まって起こる。

問題
周術期の肺塞栓症で誤っているのはどれか。
  1. 1. 呼吸困難を生じる。
  2. 2. 突然死のリスクが高い。
  3. 3. 歩行開始時に発症しやすい。
  4. 4. 予防のため安静臥床とする。 ✓
  5. 5. 下肢の静脈血栓が原因となることが多い。

正答:4番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 56.8%標準

37人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 予防のため安静臥床とする。

周術期の肺塞栓症は、主に下肢の深部静脈にできた血栓が肺動脈に詰まって起こる。安静臥床は静脈の血流を停滞させて血栓をつくりやすくするため、予防の基本は早期離床である。誤っているのは4番。


【各選択肢の解説】

1. 呼吸困難を生じる。
✅ 正しい。肺動脈が詰まり換気と血流のバランスが崩れ、突然の呼吸困難・頻呼吸・胸痛・低酸素血症を生じる。
2. 突然死のリスクが高い。
✅ 正しい。大きな血栓が肺動脈の太い部分を塞ぐと、ショックや心停止に至り突然死の原因となる。
3. 歩行開始時に発症しやすい。
✅ 正しい。臥床中にできた血栓が、初めて歩く・トイレに立つなど体を動かしたときに剥がれて肺へ流れ、発症することが多い。
4. 予防のため安静臥床とする。(=正答)
❌ 誤り。安静臥床は下肢の静脈血流を停滞させ、血栓の形成を促す。正しくは早期離床・足関節の自動運動・弾性ストッキング・間欠的空気圧迫法・抗凝固療法などで予防する。
5. 下肢の静脈血栓が原因となることが多い。
✅ 正しい。肺塞栓症の塞栓源の多くは下肢・骨盤の深部静脈血栓である。

【試験対策ポイント】

項目内容
塞栓源下肢・骨盤の深部静脈血栓が多い
起こりやすい場面臥床後の初回歩行・排便など
症状突然の呼吸困難・胸痛・頻脈・低酸素血症
予防早期離床・下肢の運動・弾性ストッキング・間欠的空気圧迫法・抗凝固療法

離床の直後に急な息苦しさが出たら肺塞栓症を疑う。

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